盲人用安全杖(つえ) グラスファイバー 6段折りたたみ ゴルフグリップ 標準タイプ120cm:身長170cm未満

by ブログ用の写真検索さん

ちょっと間があいてしまいましたが、白杖について気になったことをまとめてみました。

目が不自由な人が歩く時、安全に歩行するため白杖を使います。でも、この白杖に抵抗感を持ってしまう人もいるそうです。

例えば中途で目が不自由になった場合、本人が障害を受け入れることができていないことから白杖に抵抗感を持ってしまうことがあるそうです。また、本人が持とうと思っても、家族など身近な人に抵抗感があるために白杖の使用が難しいということもあるそうです。

でも、調べてみると、どうもこれだけではないみたいなんですね。例えばロービジョンと呼ばれる人たちの場合です。こちらは抵抗感というより不安感の方が大きいようです。

つまり、ロービジョンの人たちは、白杖を使えばある程度普通に歩くことができるし、視野の見え方によってはお店で商品を値踏みすることもできるわけです。そのため、白杖を持つことがかえって「障害者として見てもらえなかったりするのではないか」という不安が大きいそうなんですね。

う~ん、それは確かにそうかも(汗)考えてみれば当然のことだけど、「白杖を持つ人=目が不自由な人」ではあっても「目が不自由な人=まったく何もわからない人」というわけではありません。でも、知らないとちょっとイメージしにくいですよね。

白杖に関する法律はこんな感じ

第2章 歩行者の通行方法
(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)
第14条 目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。

もちろん法律上は、白杖を必要とする人なら誰でも使えることになっています。道路交通法では、道路の通行において「白杖を持つことや盲導犬を連れていること」を定めていますが、白杖の使用者側については「目が見えない者に準ずる者を含む、目が見えない者」という書き方をしています。

ネット上に公開されている白杖の歩行講習会のお知らせも、対象者については「手帳の有無は問いません」と明記されています。

つまり白杖は、必要な人であれば誰でも持つことができるわけです。

でも、この点も、少し誤解があるかもしれません。障害者手帳を持っている、そんな人たち「だけ」が白杖を持っているようなイメージがあるような気がします。

白杖を使いこなすには訓練がいる

それから白杖についてもう少し調べてみると、もう1つ気になることがありました。白杖には機能的に見て、次の3つの効用があると言われています。

・身体の防御
体にぶつかる前に杖に障害物が触れるので、体を守ることができる
・周囲の状況把握
路面を杖の先で探ることで、周囲の状態を知ることができる
・シンボル的な効果
目が不自由であることを周囲に知らせることができる

シンボルとして持つには特に訓練の必要はないけれど、最初の2つ、障害物から身を守ることを目的として持つには十分な訓練が必要なんだそうです。

でも、病状や通院状況といったいろんな事情で、その指導を受けていない方もおられるようです。自分の安全を守るためには、余裕をもって訓練を受ける機会を確保することが大切なのかもしれません。また、情報が届きにくい方たちにも正確なことがきちんと伝わるように、公の立場からもきめ細かな働きかけが必要になるのではないかと思います。

それと、白杖を持つことで何より重要なのは、目の不自由な人自身が自分の状態をきちんと把握することなのかもしれません。

音の距離感はそれほど正確ではないと言います。見え方自体、体調や病状、光の加減でも異なってくるそうです。過信しているわけではなくても、少しでも不安があるときには、人的なサービスを利用していくのがいいのではないかと思います。もちろん、「安心してサービスを利用することができる」という状態を周囲が作ることがまず必要ですけれど。

地域によってはガイドヘルパーを利用する際、「ガイドと一緒に歩くときでも必ず白杖を携帯すること」と、契約書に明記している所もあるそうです。

法律のうえでも白杖を持たず事故に遭った場合、目の不自由な側にも責任が生じることがある──とは言うものの、障害をどう受け止めていくのか、適切な訓練をいつ受けるのか、そういったことを考慮されることなく、ひとくくりに「過失」としてしまうにはあまりに大きな代償なんじゃないかなと、今回、いろいろ調べてみて思ったのでした。

最後になりましたが、事故にあわれたご夫婦の心と体が早く回復されることをお祈りしています。

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【参考サイト】
Wikipedia 白杖
国立身体障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科 ロービジョンの人の見え方

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