ヒマワリのイメージ

お中元は、道教由来の年中行事です。

中国では1月15日、7月15日、10月15日を「三元」といい、三元を司る3神の誕生日といてお祝いしていました。これが日本に伝わって、日本古来の風習と合わさることで独自の行事として定着していったようです。

ちなみに1月15日は「上元」で賜福大帝の誕生日。日本では小豆粥を食べる小正月ですね。

7月15日は「中元」で、赦罪大帝の誕生日。中国仏教ではこの日に先祖の霊を供養する盂蘭盆会が催され、半年間の無事を祝い、先祖の供養が行われます。

10月15日は「下元」で解厄大帝の誕生日。でも、日本ではあまり意識されていません。現在の中国でも、中元、下元はほとんど意識されなくなっているようです。

先祖供養から贈答の習慣へ

お中元の時期といえば、日本でも古くからお盆の行事がありました。お中元はこれらが合わさって、独自の行事として定着していったと言えます。つまり、本来は先祖供養が目的だったようです。

現在のように顧客先や恩恵を受けた人へ物品の贈答を贈るようになったのは、江戸時代以降のこと。

江戸時代の商家では、盆と正月は「薮入り」といって、住み込み奉公をしている丁稚や女中は休みを取って実家へ帰ることができました。1月16日と7月16日がそれぞれその日に当たります。この時期には、全国的に大きな人の流れがあったわけですね。

親類や知人を訪問しあい、集まって、久しぶりの無事を確かめ合う中で、贈答の習慣が生まれても不思議ではないような気がします。

最近のお中元事情

新暦によるか旧暦によるかで時期が多少ずれますが、贈答期間は7月初旬から14、15日ごろとされることが多いようです。西日本では8月初旬から14、15日ごろという所もありますが、近年は7月に贈ることが多くなっているようです。

また、土用の入り以降から立秋までは暑中見舞い、立秋以降は残暑見舞いという形で贈ることもあるようですよ。最近は「サマー・ギフト」とも呼ばれ、身内や親しい人とおいしいものを楽しむという傾向が強くなってきているようです。

ちなみに2016年の土用(夏)は7月19日~8月6日。立秋は8月7日です。

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