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管理人は半分忘れてたんですけど(汗)2004年に開催されたアテネオリンピックを見てびっくりした記事に再びアクセスが集まっていたようです。

いろいろあるんだけど、主なキーワードはこんな感じ。

はだけている 外人 柔道着
外国人が柔道着 直さない
外国人選手の帯 柔道
外国人選手は襟 柔道
柔道 襟を取られないようにするのって

みんな気になっていたんですね~。

私も今回、福見選手と、中村選手、あと男子の外国の方の試合を1~2組見て… 頑張ってる選手には申し訳ないんだけど、見るのやめてしまいました(汗)だって、服がはだけても直さずに試合が続いていくのを見せられるのは、どうにも恥ずかしいんですもん。そんなの見る趣味ないですし。

今回は審判にも大きな問題が発生してるみたいだけど、そちらは専門の方にお任せするとして、「日々歳々」では柔道着に関してちょこっとまとめておこうと思います。

国際試合における柔道衣あらまし

一般的には「柔道着」という言葉がよく使われてると思うんだけど、こういうルールや規定に関しては「柔道衣」と言うみたいですよ。「柔道着」で探してよくわかんなかった人は、「柔道衣」で探し直してみてくださいね。

ともあれ柔道衣に関しては、国際試合では大きな変遷があるみたいです。ベースボール・マガジン社のスポーツ総合サイト「SportsClick」の過去記事にわかりやすいQ&Aが出ていました。

以下、部分的に書き出してみるとこんな感じ。

国際規定の方を見てみると、1990(平成2)年に柔道衣の袖や下穿きの長さ、幅等、従来よりゆったりしたものへと大幅な改正がなされました。その理由は、国際試合において、相手に組ませない、相手が組んでも相手の組み手をすぐ切れる、相手に技をかけにくくさせる等々の戦略が出現し、その戦術のために何と柔道衣を自分の体格にぴったりに作製し、着用して試合をする選手が出てきたからです。IJF(国際柔道連盟)は、対人的技能を旨とする柔道本来の技術論から、相手に組ませない、独り善がりとでも呼ぶべきそういう柔道は承認できず、正しい柔道の発展を阻害するとして、柔道衣のサイズに関する規定を整備しました。

つまり、1990年にはすでに「勝てば何をしてもいい」という風潮ができあがっていたわけです。

じゃあ、そのルールにはどんなものがあるんでしょう?

柔道のルールには講道館柔道試合審判規定の「講道館ルール」と、国際柔道連盟試合審判規定の「IJFルール」の2種類があるみたいだけど、経緯を見たところではIJFルールで探したほうがいいみたいです。できれば管理人にもわかるように日本語で(汗)

ということで探してみたら… ありました!

「IJF大会における柔道衣コントロール・ガイダンス」というものが英語とフランス語で発行されているのですが、「公益財団法人 全日本柔道連盟」から日本語訳がPDFファイルで公開されているのを見つけました。

ちなみに、このガイダンスは2011年パリ世界選手大会より適用されているようです。

柔道衣に関する規定を抜粋してみた

詳しいことは上記のURLを見てもらうとして、競技に関連していそうなところを書き出してみます。

柔道衣のサイズ
柔道衣と測定器によってコントロールされる。

上衣
上衣は、完全に臀部を覆っていなければならない。
ただし、膝から最低でも10センチの距離があること。

袖の長さ(コントロールの際、腕は真っ直ぐ伸ばして拳を握る)
測定器全体がスムーズに袖の中にすべり入らなければならない
袖口から手首までの距離は、0~5cmであること。

上衣を前で重ねる個所は、20cm以上なければならない。
襟の暑さは1cmかそれ以下であること。
襟の幅は4cm~5cmであること。

下穿
下穿の裾口からくるぶしの外側(足首)までの距離は5cmかそれ以下であること。
下穿の幅は、膝の位置で、10cm~15cmであること。


帯の厚さは4mm~5mmであること。
中央の結び目から帯の端までの長さは、20cm~30cmであること。
帯は正しく、且つきつく結ばなければならない。帯は、硬く滑りやすい素材であってはならない。

Tシャツ(女性用)
色は白、半そで、丸首

なんだか、ずいぶん窮屈に決めてあるんですね。
それだけ国際的には無茶苦茶をする人がいるってことなのでしょうか。

ちょっとびっくり、柔道衣の帯はいつ締める?

そして、先ほどの「公益財団法人 全日本柔道連盟」なんですけど、「【国際柔道連盟試合審判規定】新ルールに関してよくある質問(10.5.26)」というページを見ると、こんなことが書かれています。

Q1 相手の上着の裾が帯からずれて外側へ出ていたとき、その裾を掴むこと。
標準的でない組み方として5秒以上攻撃がない場合「指導」が与えられる。

Q2 その裾を握って、相手の膝あたり(帯より下)を防御のために押し当てること。
裾であることに関係なく帯より下を防御のために押し当てることは「反則負け」が与えられる。

Q3 その裾を握って技を掛けるとき瞬間的に相手の膝あたりに触れた場合はどうか。
触れた程度は「反則負け」とはならない。明確に攻撃・防御のために掴んだり抱えたり押し当てたりすることが「反則負け」である。

え~っと、つまり帯から柔道衣がだらしなく出てると、相手はそこをつかんじゃいけないわけですか(汗)

上のQ&Aのページでは、「柔道衣の大きさに関して異議があった場合」というのも明記されていましたよ。興味のある方は覗いてみてくださいね。

ともあれ、2012年のロンドンオリンピックでやたら柔道衣をはだけている外人選手が多いのは、「出すことが悪い」とルールで規定されていないため、というかかえって出していたほうが触っちゃいけないゾーンができるので鎧みたいに守ってくれるからと理解してもいいのでしょうか。

そして、はだけ切って、おなかに帯だけあるのをただ締める格好をするのは、単に「帯は正しく、且つきつく結ばなければならない。」とルールに決められているから、ということになりそうです。

滑稽ですけど。

でも、だからといって選手が帯を締め直すことは試合中に勝手にしてはいけないことになっているそうですよ。「ホームメイト柔道チャンネル」というサイトによると、「服装を乱すこと、及び審判員の許可を得ないで勝手に帯などを締め直すこと。」は禁止事項に挙げられていました。

その理由は、帯を締め直す行為は休憩にもつながるからということみたいです。

(外国では「服装を乱すこと」が抜け落ちているのだろうか…)

残念ですけど、オリンピックの柔道は私たちが知っている柔道では、すでにないようです。「オリンピックの柔道はJUDOだ」なんてことが言われるわけですね。

でもできるなら、審判問題とともに、この、はだけきった柔道衣がなんとか解決されることを期待しています。勝ち負けもよくわかんないような一般人が恥ずかしくて見てられないっていうの、オリンピック競技としてどうかと思うんです。

【関連記事】
> はだける柔道衣 inロンドンオリンピック 12/7/30
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