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ノロウイルスがニュースになっています。厚生労働省によると、平成18年に次いで過去10年間で第2位の水準となっているのだとか。

食中毒というと、どうしても夏のイメージがありますよね。でも、ノロウイルスは冬に流行する食中毒の原因菌です。

感染力が強く、11月~2月にかけて大規模な集団発生を起こしやすいので注意が必要です。

今シーズン流行しているのは、変異株

今シーズンで最初に発生した集団発生事例は、2012年10月の新潟県長岡保険所管内の2つの福祉施設で発生した集団感染です。

2事例の患者からは、遺伝子型GⅡ/4のノロウイルスが検出。このウイルスは解析の結果、従来のGⅡ/4変異株とは異なる新しいGⅡ/4変異株であることが示唆されています。

GⅡ/4 2012変異株は、1月に北海道や大阪で採取されており、2月には北海道で、3月には北海道と沖縄で… といった感じでパラパラと散発していたけれど、10月に入って検出地域が急増。12月11日には国立感染症研究所が定める基準値を超えたため、感染性胃腸炎警報が発令されました。

今シーズンはこの変異株が主流になることが予想されています。
多くの人が免疫を持っていないため、感染の拡大が心配されています。

気になる症状

潜伏期間は、感染から発症まで24~48時間。

主な症状は、吐き気、おう吐、下痢、腹痛などが1~2日ほど続きます。このほかに、微熱を伴う場合もあるようです。

感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状の場合もありますが、乳幼児や高齢者は下痢やおう吐などの症状がきっかけとなって重症になることがあるので要注意。特に今回のウイルスは変異しているので、免疫がない大部分の人も注意が必要です。

症状がなくなってもウイルスは数週間は便から排出されているので、感染対策が必要になります。

感染予防のポイント

感染経路は2つあります。「食品からの感染」と、「人からの感染」です。

食品からの感染は、調理者の手や調理器具が汚染されていることで食品が汚染されてしまうことがあげられます。ウイルスが蓄積した二枚貝などの加熱が不十分で感染の原因となることもあります。

人からの感染では、患者の便やおう吐物からの二次感染があげられます。処理が不十分なために、飛び散った飛沫を吸い込むことで感染することもあります。

・調理や食事の前、トイレの後には、しっかり手を洗う

石けんは消毒ではなく、手に付いたウイルスを泡で浮かせ、洗い流すのが目的となります。しっかり泡立てて、十分な流水で30秒以上洗い流すことが大切です。

石けんも、固形のものはウイルスが付着して感染を広げる恐れもあるので、液体のものがおすすめです。

・便やおう吐物が付着したものは必ず消毒

アルコール消毒では不十分なので、塩素系の消毒剤を使用します。素手で扱わず、使い捨ての手袋などを利用します。飛び散ったり舞いあがったりする恐れがあるときは、マスクも着用するのがおすすめです。

処理した汚物などはビニール袋に入れて、密封して捨てます。
作業後は、もちろん石けんで手洗いを行います。

・まな板、包丁などの調理器具は使用後、十分に洗浄し、消毒を行う。

アルコール消毒では不十分です。消毒には熱湯や塩素系の消毒剤を使用します。

食材(特に二枚貝)は、中心部まで十分に火を通す。

目安として、ノロウイルスは85度で1分間以上加熱することで死滅します。

・家族の手の触れる可能性のある場所・物は消毒する

トイレだけでなく、家庭内で直接手で触れる機会がある場所を消毒します。ドアノブや照明のスイッチ、水道の蛇口周りなども忘れずに。

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