トキ

このたび、ペリカン目に引っ越しします
Nipponia nippon by belgianchocolate

コウノトリ

えっ、トキさん引っ越しちゃうの!?
IMG_18831 by .RGB.

ペリカン

いや~、人気者は困っちゃうな
PELICANS by bertknot

最近、トキ科の分類がコウノトリ目からペリカン目に変更になったそうですね。

米国チームのDNA解析で、コウノトリよりペリカンに近いということが判明したんだそうで、日本鳥学会は昨年9月に日本鳥類目録の改定でペリカン目トキ科に変更したそうですよ。

- スポンサードリンク -

専門的なページがいまいち探せなくてWikipediaを参考にしたのですが、伝統的な分類でいうとコウノトリ目はこんな感じで分類されていたようです。

コウノトリ科 コウノトリなど
サギ科 アマサギ、ゴイサギ、ヨシゴイなど
トキ科 トキ、ヘラサギなど
シュモクドリ科 シュモクドリ1種
ハシビロコウ科 ハシビロコウ1種

Wikipedia コウノトリ目:歴史的な分類

でも、この分類には昔から議論があったようで、コウノトリ目の説明にはこんなことが書かれていました。

コウノトリ目
クチバシ、首、足が長い、中大型の渉禽類である。淡水や海岸にすみ、昆虫、小型の甲殻類、魚など主に動物性の餌を捕食する。足は3前趾足(趾が前に3本、後ろに1本)で、水かきはないかあっても小さい。

渉禽という以外に共通性が少なく、以前から単系統性は疑問視されてきた。

Wikipedia コウノトリ目:特徴

じゃあ、引っ越し先のペリカン目ってどんな感じなんでしょう? こんなふうに説明されてましたよ。

ペリカン目
かつては全蹼目 Steganopodes と呼ばれる、蹼(水かき)が発達した全蹼足(ぜんぼくそく)であるという派生形質をもつ群として定義されていた。しかし分子系統により、カツオドリ目とネッタイチョウ目が分離され、水かきが不完全なコウノトリ目から数科が移された。現在のペリカン目と伝統的なペリカン目で一致するのはペリカン科の1科8種のみで、同じ名前だが中身はかなり異なる。

Wikipedia ペリカン目

ってことは、コウノトリ目からペリカン目へのお引っ越しは、今回のトキだけじゃないんですね。じゃあ、コウノトリ目からペリカン目へ引っ越してきた科ってどれくらいあるんでしょう? と思って見てみたら、こんなに挙がっていましたよ。

トキ科 トキ、ヘラサギなど
サギ科 アマサギ、ゴイサギ、ヨシゴイなど
シュモクドリ科 シュモクドリ1種
ハシビロコウ科 ハシビロコウ1種

これ、コウノトリ目はコウノトリ科を残して全部引っ越しちゃったってこと?(汗)

そもそも「動物分類学」というのは、類似のグループに分けることで、その仲間が持つ特徴を理解しやすくするというのが目的のようで、分類の基準は「外見」や「解剖学的な特徴」、「習性」、「生活環境」といったことから分けられているようです。

遺伝子解析の手法が入ってきたのは本当にごくごく最近のこと。動物分類学でも議論があるような曖昧な部分では今回のような移動があってもおかしくないみたいですね。

Wikipediaのペリカン目の解説では、コウノトリ目もペリカン目も「water birds」という分類でざっくりくくれるみたいなので、今回の引っ越しはそんなにびっくりするほどでもない? のかも、しれません。

ペリカン目

Wikipediaのペリカン目の系統から

もー、こんなんならコウノトリさんも引っ越ししたら… って、いえ、なんでもないです。

この記事、いいなと思ったらボタンをクリック
  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
ブログの購読はこちらも便利
follow us in feedly