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毎年11~12月に急増し、3~4月ごろまで流行するノロウイルス感染性胃腸炎。

ノロウイルス対策の基本は、30秒以上かけた丁寧な手洗い。そして、食品の加熱や、調理器具の熱湯消毒が挙げられます。

でも最近、ノロウイルス予防におすすめの食べ物として、ラクトフェリン入りのヨーグルトがテレビで紹介されたところ、該当商品がスーパーの棚から消えてしまったそうですよ。

今、ノロウイルスが流行ってますもんね。

でも、ラクトフェリンなら、サプリメントでもありますよ?

その他の食品ではチーズなんかもラクトフェリンを含んでいるけど、ラクトフェリンは熱に弱いので、加工される最中に壊れてしまうのがネックとなります。

その点、ラクトフェリンを付加したヨーグルトは効率よく摂取できるというわけですね。

でもそれなら、サプリにもあるじゃないですか。ヨーグルト売り切れてたら、これ飲めばいいんじゃありませんこと?

ラクトフェリン

だいぶ前に森下仁丹で購入したラクトフェリン

ちなみに、お皿に出してみると、こんな感じ。オリゴ糖と混ざってるビフィーナと違い、全部カプセルになっています。

カプセル

森下仁丹のは、胃酸に負けないカプセルに入ってました

でも、なんでラクトフェリンがノロウイルス対策になるの?

はっきりしたことは、まだわかっていないみたいですが、ノロウイルスに対する働きに関しては、森永乳業のノロウイルス解説サイトやPDFファイルに説明がありました。

ラクトフェリンの経口摂取により、ノロウイルス感染性胃腸炎の発症抑制やロタウイルス感染性胃腸炎の症状緩和が報告されております。その作用メカニズムとして、ラクトフェリンがウイルスや消化幹細胞に結合し、ウイルスの消化管細胞への感染を抑制することにより、感染性胃腸炎の発症抑制や症状緩和が見られた可能性が示されました。

ラクトフェリンのノロウイルス等のウイルス感染性胃腸炎への効果に関する報告(2013年1月)

ラクトフェリンの働きとして2パターンあります。

その1つが、腸の表面に張り付いてウイルスからガードしてくれる働き。そして胃の消化酵素「ペプシン」に分解されてできたペプチド「ラクトフェリシン」が、直接ノロウイルスにくっついて、腸の細胞へ入り込むのをガードする働きが考えられるようです。

※ペプチドというのは、2つ以上のアミノ酸がつながってできた化合物です
※「ラクトフェリシン」は森永乳業が商標登録しています

また、ラクトフェリンには免疫力を活性化させる働きがあることから、ノロウイルスやその他のウイルス感染性胃腸炎を抑制したり、発症後の症状を和らげる可能性が期待されているようです。

つまり、より有用な働きをしてもらうためには、ラクトフェリンだけじゃなく、ラクトフェリンが胃酸で消化されて生まれるいろんなペプチドも一緒になって働いてくれたほうがいいと考えられているようですね。

胃酸に負けず腸まで届くラクトフェリンは、ラクトフェリンの一部の働きだけ期待できるということになるのかな。

でも今回のように、テレビの影響で品薄になっちゃうと困るわけで(汗)いろいろ組み合わせて活用していくのがいいということになりそうです。

ノロウイルス感染予防に関する論文

ラクトフェリンがノロウイルス感染の予防になりそうだという調査は、今のところ2つあります。

1つは長崎大学医学部の研究で、400mg/日のラクトフェリン錠菓を5歳未満保育園児にとってもらい、ラクトフェリンをとっていないグループと比較したものです。

ラクトフェリン400mgの錠菓で、16週間毎日摂取していた5歳未満の保育園児46名のうち、ノロウイルスに感染した園児は2名。摂取していなかったグループでは45名中7名が感染。

ラクトフェリンを摂取していて感染した2名はノロウイルス検出強度が弱く、便中ウイルス量も少なかった。

もう1つは森永乳業が行ったアンケート調査です。

2012年の秋から翌3月にかけて、中部地区において100mg/本のラクトフェリン含有食品を継続的に購入している人を対象にアンケート調査を実施。

ノロウイルス感染の疑いがある、またはノロウイルス確定と診断された人の割合は、週1回程度摂取していた人は7.1%だったのに対し、ほぼ毎日摂取していた人は0.6%だった。

ヨーグルトや錠菓なんかだと、小さな子供でも食べやすいのでいいですよね。

これからラクトフェリンの研究が進んで、益々いろんな食品が登場しますように(できれば、おいしいものがいいです・笑)

ラクトフェリン豆知識
人を含む哺乳類の乳汁や唾液などに含まれるたんぱく質です。抗微生物活性や免疫調節作用など、いろんな生理機能を示すことが知られています。人の場合、特に初乳に多く含まれていて、新生児の免疫に大切な働きをしています。

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