
キュートなネット付きホタテの貝殻から生まれた洗濯槽ナチュラルクリーナーの会
洗濯ものの臭いが気になるということで、煮洗いしたり、漂白したりを繰り返していませんか?
洗濯ものの臭いの原因には、雑菌が繁殖していることが挙げられます。
汚れた洗濯ものを放置していると繁殖してしまうことがあるのですが、意外にも洗濯槽の汚れが臭いの原因になっていたりすることがあるんですよね。
部屋干しをよくする人は、これからの季節、フェリシモの「キュートなネット付きホタテの貝殻から生まれた洗濯槽ナチュラルクリーナーの会」を活用してみるのもいいかもしれません。
一度発生してしまった黒カビを掃除するのはちょっと大変

一見、きれいに見える洗濯槽も裏側に黒カビが繁殖していることもある
洗濯槽そのものに臭いを感じたり、ワカメのような黒カビの塊が洗濯物についていたりする場合、洗濯槽の裏側には黒カビが発生していると考えられます。
これを除去するには、酸素系や塩素系の漂白剤を使って掃除する必要があります。
洗濯槽の最大水位までお湯(40度~60度くらい)をため、漂白剤を定められた量を入れて、「洗い」のモードで洗濯機を回します。
2~3時間放置したらもう一度回し、そのまま一晩放置。
汚れが浮いてきたら網などですくい取り、すすぎをして排水。この「ためて、すすいで、排水」は、この後も何度か繰り返します。
かなり水と時間を使うお掃除です(汗)
市販されている洗濯槽用のクリーニング剤はもう少し手軽になりますが、やはり1カ月~3カ月に一度くらいはクリーニングする必要があります。
掃除中は洗濯機が使えないので、働いていたり、小さな子がいたりすると、かなり負担が大きい大変なお掃除です。
おすすめ・ホタテの貝殻から生まれたクリーナーで洗濯するたびにケアする方法

専用ネットとクリーナー2つが入ってます
このクリーナーは、専用のネットにクリーナーを入れて使用するので、初めての人はネット付きのものがおすすめ。ネット付きとネットなしの2種類があります。
クリーナーは、ホタテの貝殻を焼いて作られたパウダーからできていて、しっかりした不織布に包まれています。
2袋セットでお洗濯約60回分なので、1袋で30回分くらい使えるみたいですね。
回数は使用状況によって変わるので、不織布の中のパウダーがあらい粒になって少なくなるか、洗濯ものの臭いが出てきたら交換するタイミングの目安となるようです。

クリーナーは不織布に入ってます
このパウダーは貝殻焼成カルシウムといって、「酸化カルシウム」や「炭酸カルシウム」が含まれています。これが水に溶けると「水酸化カルシウム」になって、アルカリ性電解質(アルカリイオン水)にしてくれるんですね。
化学の授業を思い出す、やや難しい単語が並びましたが(汗)
要は洗濯している水を弱いアルカリ性にしてくれるというわけ。
メディアで注目された強アルカリのように、目に見える殺菌や抗菌といった作用はあまり期待できないみたいですが(汗)
生石灰(CaO)に比べると反応が穏やかで水に触れても発熱する量も小さいところが魅力。アルカリ効果も、生石灰に比べると比較的長く続くという特長があります。
つまり即効性はないけれど、徐々に効果を発揮してくれるので、洗濯槽に黒カビが繁殖するのを防いで清潔に保つことができるというわけです。
強アルカリのものだと、取り扱う際は肌が荒れないようにゴム手袋が必要だったり、湿気ると発熱したりするので扱いが難しかったりするのですが、フェリシモのナチュラルクリーナーは特にそんな心配はありません。
粉末は最初から不織布に包まれているので、周囲に舞い散ったりすることもありませんよ。
貝殻焼成カルシウムは粉が細かいので、取り扱う時に空中に舞い散ってしまうようですが、日ごろ使いするものだから、やはり素手で手軽に取り扱うことができる点はうれしいですよね。
ただ、強アルカリではないもののアルカリ性の製品には違いないので、目や鼻などに入ると粘膜を傷める恐れがあります。小さな子どもがいるおうちでは、子どもの手の届かない所に保管するようにするのがおすすめですよ。
実際に使ってみました
- 専用ネットはアルカリにも強いポリエステルでできてます
- 近寄ってみると、けっこう粗めの目ですね
(画像をクリックすると、もう少し大きな画像を見ることができます。戻る時はブラウザの「戻る」ボタンで戻ってくださいね)
専用ネットは、酸やアルカリに強いと言われるポリエステルが使われているので、キラキラした光沢があります。
近寄ってみると、目の粗い網目のネットになっていることがわかりますよ。
裏は一部が重なっているだけなので、ここから不織布のクリーナーを入れてセットします。
- 口の部分は両サイドが重なっているだけです
- クリーナーをセットするとこんな感じ
(画像をクリックすると、もう少し大きな画像を見ることができます。戻る時はブラウザの「戻る」ボタンで戻ってくださいね)
管理人も、フェリシモ・フェアでお土産にクリーナーをいただいたので洗濯に使ってみました。
正直、「1回や2回、使っただけでは、特に大きな変化はないでしょー」と思ってたんですが、ごめんなさい。ちょっと変化がありました(汗)
実は我が家、洗濯槽に少し臭いを感じ始めていたところだったんですが、クリーナーをそのまま使って洗濯してみたところ、臭いがなくなってるんですよ。
これは洗濯した際に水流があったから、臭いが少しましになったんじゃないか? と疑って、洗濯後、蓋を閉めて翌日、改めて臭いをかいでみたんですが、臭いません。臭いが消えているようです。
強アルカリに比べると、ずっと穏やかな作用のはずなのに、「キュートなネット付きホタテの貝殻から生まれた~(以下略)」、意外とやってくれるかもしれませんね。
このまま使い続けることでクリーニング剤を使わなくてもよくなるのなら、かなり楽ちんになりそうです。
ただ、弱くてもアルカリなので、注意点はある
ちょっと調べたところ、やはり水がアルカリ性になるといくつか注意点があるみたいです。
中性洗剤やドライマーク指定のものは要注意。
フェリシモのクリーナーに注意書きなどはありませんでしたが、ウールやシルクの繊維は動物性タンパク質で出来ているので、洗濯水がアルカリ性になっているとまずいみたいです。
特にシルクは黄ばみの原因になるので避けたほうが無難。
その代わり、これからの季節に活躍してくれる綿や麻といった生地とは相性がいいみたいですよ。その他、化繊も相性がいいみたいですね。
色・柄物はアルカリ性の洗濯水だと色落ちすることがあるみたいだけど、我が家のジーンズは特に色移りすることなく洗うことができました。
色落ちのしようがないほどジーンズのほうがくたびれているせいかもしれませんが(汗)気になる人は、色柄物の洗濯は最初に気をつけたほうがいいかもしれません。
特に漬け置き状態になる場合は要注意。
この他、塩素系のものと一緒にすると中和されて効果がなくなってしまうので、併用は避けたほうがよさそうです。
ここはどうかな?この後、要確認
ちょっと気になっているのは、こうした貝殻焼成カルシウムは水に濡れたり、湿気が多い場所に長い間放置していると、パウダーが固まって効果が薄れることがあるらしいという点です。
でも、フェリシモのクリーナーは、なぜか「洗濯終了後も、本品は、洗濯槽の中に入れたままでOKです」なんて書いてあるんですよね。
そんなことして、効果、薄まらないの?(汗)
反応が穏やかだから、洗濯槽の中に入れたままでもそれほど劣化は進まないということなのかなぁ。謎です。

フックにかけられるループがついてます
わざわざ箱の注意書きに書いてあるほどなので、多分放置してても大丈夫なんだろうけど、でも専用ネットにはフックにかけることができるループがついています。
使った後、気になる人は、フックにひっかけて乾燥状態を保つのがいいかもしれませんね。
お土産は2袋セットをいただいたので、後日、1袋は入れっぱなしにして、その様子を観察してみようと思います。とりあえず最初はフックにひっかけて乾燥状態を保ってみます。