飲み比べ用のグラス

6種類のワインを飲み比べ

ご縁があって、グルメスタジオFOOVERで開催された、「シニアソムリエ片山晃輔氏によるワインを飲み比べ学び味わうミニレッスン」に参加してきました。

FOOVERがどんな所なのかは、こちらの記事を覗いてみてくださいね。

今回、飲み比べしたのは、フランスワインの3本セットと、イタリアワインの3本セットです。ベルメゾンネットでも「FOOVER厳選ワイン」として取り扱っていますよ。

【FOOVER厳選】フレンチレストランで採用されている赤白ワイン3本セット

(写真左から)
シャンソン/ヴィレ・クレッセ
シャトー・ダングレス/グラン・ヴァン・ルージュ
シャトー・マルテ/レ・オー・ド・マルテ

・フランスワインの特徴
赤ワインも白ワインもバランスよく楽しめるところが魅力です。

【FOOVER厳選】イタリアンレストランで採用されている赤白ワイン3本セット

(写真左から)
ギルラン/シャルドネ
ブランカイア/キャンティ・クラシコ
ラ・ヴァレンティーナ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

・イタリアワインの特徴
北部では比較的冷涼、中部~南部は暖かいという幅広い気候に加え、昔から親しまれている地場品種を使ったワイン造りや、イタリアの北部ではフランス系の国際品種を使ったワイン造りも行われていて、さまざまな味わいが楽しめるところが魅力です。

初心者にうれしい!細かいことは気にせず、ワインの味と香り、おつまみとの相性を楽しむ内容

(画像をクリックすると、もう少し大きな写真で見ることができます。戻るときは、ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってくださいね)

本日の講師はシニアソムリエの片山晃輔先生。「写真撮らせてください!」の声に快くこたえてくださっているところ…

なのですが、当日の参加者は全員女性で、周囲のスタッフの方から、「こんなに女性の方から写真を撮られるなんてそうそうないですね」と冷やかされて照れまくっておられます(笑)

FOOVERのレッスンでは、「ワイン塾」や、サタデーナイトFOOVERの「チーズ&ワインLOVER塾」、「ワインレッスン」などを担当。FOOVERの中でも手を出しやすい価格帯のレッスンが多いみたいなので、どれにしようか迷っている人で、お酒が大丈夫な人はおすすめですよ。

「飲み比べ」といっても、6種類を一度に飲み比べるのではなくて、まずは「シャルドネ」と「ヴィレ・クレッセ」から、次に「モンテブルチアーノ・ダブルッツォ」と「キャンティ・クラシコ」… という感じで、それぞれのワインの香りや味を楽しみながら、おつまみをいただきます。

ワイン飲み比べのおつまみ

ワインと一緒にいただいたおつまみ

今回いただいたおつまみは、ワインに合わせて、フランス産、イタリア産の食材が登場。チーズや生サラミ、プロシュート、そしてフォアグラを取った後のカモの胸肉マグレを調理したものがありました。すっごいおいしい! おつまみは、後ほど別記事にまとめます。

ワインを購入するときに大切なポイント

とりあえず、「このワイン、おいしいなー」と思ったら、作り手(ワイナリー)の名前を覚えること。

シャルドネとか、メルローといったワインの名前だと、いろんな環境でいろんなワイナリーが星の数ほど同じ名前のワインを造っているので、ワイナリーがわからないと、気に入ったそのワインに再び巡り合うことができなくなってしまうのです。

セットの中の「ギルラン/シャルドネ」の場合、「ギルランというワイナリーが造っているシャルドネ」という意味なので、とりあえず「ギルラン」を覚えればいいわけですね。

イタリアワインを飲み比べ!

シャルドネ/ギルラン

ギルラン(Girlan)のワイナリーで造ってるシャルドネです。

こちらのワイナリーがあるトレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリアの最北端にあるので、ブルゴーニュと同じく冷涼な土地。土着品種や国際品種をその品種に適した環境で育てているので、いろいろな高品質のワインを楽しむことができるのが特徴です。

ちなみにギルランのワインで「448」と書かれているものは、標高の数字のことなのだとか。ギルランの農園は標高250~500mの間に広がっているそうです。

ブドウの品種は、白ワイン用のブドウの品種シャルドネが使われているので、少し冷やすとフレッシュさや酸味が際立った味わいに。ゆっくり飲んでいるうちにワインの温度が温まってくると、アロマティックに変化するところが魅力。味わいが化けるワインだけれど、料理にも合わせやすいのが特徴です。

酸を感じるらしいんだけど、そんなに飲みにくさはありませんでした。香りもフルーティーで飲みやすかったです。フランスの白ワインに比べると、管理人はこちらのワインのほうが好みでした。

ラ・ヴァレンティーナ/モンテブルチアーノ・ダブルッツォ

ラ・ヴァレンティーナ(La Valentina)というワイナリーで造っている赤ワインです。

品種は、モンテブルチアーノ・ダブルッツォというイタリアの土着品種のブドウなのだとか。栽培している場所は、アドリア海の温暖な風とグランサッソ山塊、マイエッラ山地から吹きおろしてくる強い風が特徴で、温暖だけど昼夜の寒暖差が大きいため、いいブドウがとれるみたいですよ。

オーガニックで栽培している点も魅力です。栽培方法としても魅力だけど、オーガニックは開けてから緩やかに変化するので、「比較的、日持ちがする」という点もいいですよね。

濃い赤で香りも濃いので、ちょっと飲みにくそうに見えますが(汗)意外と飲みやすかったです。癖がなくて、さらっとしてました。でも、少しだけ渋みを感じるかな。

ブランカイア/キャンティ・クラシコ

ブランカイア(Brancaia)というトスカーナを代表するワイナリーが造っている赤ワインで、国際的にも評価が高いのでご存じの方も多いかも。

品種は、イタリアの土着品種サンジョベーゼ、カナイオーロが使われています。

ちなみに、キャンティ地区で作られているワインはみんな「キャンティ」になるらしく、「キャンティ」というだけだと、それこそピンからキリまであるお酒になるようです。

でも、これは飲みやすくておいしかったですよ。次に買うときは、「キャンティ・クラシコ」と書いてあるのを確認するのがいいみたいです。

フランスワインを飲み比べ!

シャンソン/ヴィレ・クレッセ

ドメーヌ・シャンソン(Domaine Chanson)は、ブルゴーニュの歴史のある名門ワイナリー。

老舗だけあって、後で調べてみると16世紀に建てられた城塞でワインを熟成したりしているみたいですよ。実は今回のフランスワインセットの中では、このワインが目玉になるのだとか。品種はシャルドネ。

ヴィレ・クレッセというのは、「ヴィレ」と「クレッセ」の2つの村の名前がくっついてできた名前で、ブルゴーニュの真ん中より少し南寄りの辺りにある土地なのですが、これは南東向きの丘に位置する、評価の高い白ワインを産出している畑になるみたいです。

いただいてみると、香りが濃くてフルーティーな感じ。

こちらもシャルドネが使われているので、ゆっくり飲んでいるとワインの温度の変化で味わいが化けるのですが、イタリアワインの白に比べると、何となくさっぱりしてるよねという印象でした。でもこれは、料理が変わるとまた違う印象になるのかも。

というのも、ベルメゾンネットの商品解説ページにも書かれているとおり、このワインのおすすめ料理は「カキや魚介類、生野菜を使ったオードブル」らしいんですね。

今回のおつまみはチーズや生サラミなので、もしかすると、その力をいまいち発揮できていなかったのかもしれません。

シャトー・ダングレス/グラン・ヴェン・ルージュ

シャトー・ラフィット・ロートシルトで醸造長を務めていたエリック・ファーブル氏が引退後、長年の夢を叶えるためにラングドックでワイン造りを始めたという、ちょっと変わったワイナリー、シャトー・ダングレス(Ch. d’Angles)の赤ワインです。品種はムールヴェードル、シラー、グルナッシュ、カリニャンです。

ラングドックというと、「アンジェリク はだしの女侯爵」でアンジェリクの旦那様、ジョフレ・ド・ペイラック伯爵が住んでいた場所ですよ。アンジェリクが嫁いできてすぐは、伯爵や土地に馴染めなかったということなんだけど、ワイン造りとしては地中海に面した温暖な気候なのだとか。けっこういい環境ですよね。「夜は冷涼」ってところが合わなかったのかな。

ともあれ、このワインの注目ポイントは、フランス農林水産省認定のブドウ栽培農法「アグリキュルチュール・レゾネ」という栽培方法でブドウを栽培しているというところ。

事情を知らないと、これだけではさっぱりわかりませんが、「環境保護区域内でブドウを育てているので、環境に配慮した栽培方法にのっとって栽培しなければいけない」ということみたいです。

その条件はかなり厳しいらしく、ビオに近い状態なんだそうですよ。でも…

「なんだ、日本ではそんなことを書けば売れるのか? でも、うちのワインはそんなこと書かなくてもおいしいから。後から気が付いて納得すればいいじゃない」というのがファーブルさんの考えなのだとか(笑)

「ワインっていろいろあるんだよ」ということを教えてくれる一本です。

おすすめ料理には「シビエ料理、子羊のロースト」と書かれていますが、海に近い環境で醸造されたせいか、魚にもよく合うそうですよ。おつまみのチーズにもよく合っておいしかったです。

シャトー・マルテ/レ・オー・ド・マルテ

ルイ・ミジャヴィルがディレクターを務めるシャトー・マルテ(Ch. Martet)のセカンドワインです。品種はメルロー。

こちらもビオディナミとは書かれていませんが、ビオに近い栽培で造られているワインみたいです。

ちなみに、ビオワインというのは、バイオ・ダイナミックとも言われる自然派ワイン造りの手法の一つで、科学的、人工的なものを排除し、自然の力を引き出して最大化する栽培方法として伝統的な造り方を採用しているところも多いようです。

なので小さな生産者の場合、不完全なワインが出てきたりするので、硫黄臭がしたり、白ワインなのに赤っぽかったり、発泡していたりすることがあるそうで、何でもかんでもビオがいいかというとそうでもないみたいですが。

先ほどのシャトー・ダングレスや、こちらのシャトー・マルテのように、おいしいワインのために自然に取り組んでいる所もあるようなので、そんなに特別視するものではないのかもしれません。

味は普通に赤ワインだと思うのですが、おつまみをいただきながら飲んでいると、何となくふわっと甘みを感じるときがあって、不思議な味わいでした。

まとめ

フランスワインとイタリアワイン

今回、飲み比べしたフランスワインとイタリアワイン

ほんと、ワインっていろいろありますよね。

わからないから、おすすめされていて、お値段が安くなってそうなものを選んでしまいがちですが、作り手の方や産地の様子を少しでも知っていたほうが、お料理と合わせるときにもいろんな発想で組み合わせることができていいかもしれないと思いました。

そういう点からいっても、こうしたレッスンを受けるのはいい機会だと思います。

レッスンでは、ワインの保管のコツや、おいしく飲むための注意すべき温度など、知っているとワインがさらにおいしくいただけそうな話題が盛りだくさんでしたよ。

それから、暑くなってくる季節は、白ワインやスパークリングワインがすすめられることが多いのですが、上記セットって意外と赤ワインが多いですよね。

メルローなども、お安いものを選んでしまうと、タンニンがあるので暑い季節には飲み疲れしてしまうけれど、優しいもの(ミディアムボディのもの)を選べば、赤ワインでもおいしくいただくことができるのだそうです。

こういうことをちょっと知っていると、食欲がなくなりがちな夏の食卓も、レパートリーが増えそうですね。

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