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指輪の歴史

結婚指輪と婚約指輪

指輪は装飾品として早くから利用されていたと思われますが、具体的に古い記録に登場するのは、イラク南東部のユーフラテス河畔のニップールでのこと。

エメラルドをデザインした金の指輪について、リングからエメラルドが20年間は抜け落ちないことを保証する契約書が発掘されています。契約の内容は、紀元前429年のことだったようですよ。

昔は契約書もタブレット(tablet)と呼ばれる石板などに記されていたので、こうした記録が残っていたんですね。

もし契約が履行されなかった場合、指輪を購入した人に対し、銀10マナを賠償金として支払われることが契約書には記されていたそうです。

というわけで、古代ペルシャの時代には、金の指輪が存在していたことがわかるようです。

こうした契約内容からもわかるように、指輪は誰でもできるものではなく、豊かな経済力を持った人や権力を持った人が身につけるものだったみたいですね。

この他、実はローマ法王も指輪と縁が深くて、「漁師の指輪」(The Ring of the Fisherman/Piscatory Ring)と呼ばれる指輪をしているんですよ。

カトリックと指輪の深い関係

カトリックではキリストの使徒の一人、ペトロを初代のローマ教皇としているのですが、それはガリラヤ湖で弟アンデレとともに漁をしている際、イエスに声をかけられて、天国の鍵を授けられたという話がもとになっています。

この「天国の鍵」がローマ教皇の紋章となっていて、イエスからペトロに与えられた権限をローマ教皇も代々引き継いでいるという印となっています。

ちなみに、「漁師の指輪」は純金製で、漁をする使徒ペトロの姿と教皇の名前が彫り込まれているのだとか。

新しい教皇が選出されると、新しく作られた指輪漁師の指輪をはめ、亡くなった際には外されて、悪用を防ぐため破壊されるそうです。

文化が違う日本人にとっては、こうした特別な指輪があるというのはちょっと不思議な感じがしますが、西洋の人にとって、指輪は地位や権威を表したり、先人から受け継ぐ権限を表す大切な役割も果たしているようです。

結婚指輪と神様の関係

結婚指輪や婚約指輪にはいろいろな地域でいろいろな話が伝わるようですが、カトリック系のキリスト教とのかかわりから見ていくととても興味深い流れがあります。

結婚指輪とキリスト教のかかわりは、9世紀(西暦860年)頃のこと。ローマ教皇ニコラウス1世によって、指輪が結婚の証拠とみなされるようになったことから始まります。

やがて神の御前で二人が結婚を約束することで永遠に結ばれるとして、教会が結婚指輪に祝福を与えるようになるのが11世紀ごろ。

結婚指輪を左手の薬指をはめるようになるのも、そのころからの風習と言われています。

とはいえ、それほど厳しい決まりごとではなかったようで、16世紀ごろのイギリスでは右手の左指に結婚指輪をする習慣もあったみたいですよ。

13世紀になると、「お互いをよく知り合うべき」としてローマ法王が婚約期間を推奨するようになって、婚約指輪と結婚指輪がはっきりと区別して認識されるようになります。

現在でも週1回行われる一般謁見では、婚約中のカップルを前に、「終生の愛を育てるには時間がかかる」という話がされることもあるようです。

男女間の愛の同盟は人生の同盟であり、間に合わせで生まれるものではない。1日ではぐくまれるものでもない。

2015年5月28日 フランシスコ法王/ローマ・カトリック教会

結婚指輪&婚約指輪 豆知識
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