日焼け止めクリームの効果的な使い方

日焼け止めクリームのイメージ

日焼け止めは、戸外に出る前に「適量」を塗るのがおすすめ。米国FDAが推奨する使用法は、「(2層式のものは使用前によく振って)日を浴びる15分前に適量を体に均等に塗布する」とあります。

適量は説明書に書かれている量を守りますが、顔用のリキッド(液体)タイプの場合は一円玉を置いたくらいの面積の量を2回重ね塗り、クリームタイプの場合は8mmのパール大の量を2回重ね塗りするのがいいみたいですよ。








上手な塗り方は2回に分けた「重ね塗り」

日焼け止めの塗り方

手にとった日焼け止めは、顔に塗る前に、つい手のひらで伸ばしてしまうことがありますが、これをすると顔に塗る分がなくなってしまうので(汗)

図のように、手のひらにとった量をそのまま顔の数カ所に分けて置き、そこから伸ばしていくようにするとムラなく塗ることができます。この方法は塗り忘れも防ぐことができるのでおすすめですよ。

太陽光にさらされやすい場所として、「鼻の頭」、「肩」、「背中の上部」がありますが、こうした場所も塗り残しがないように丁寧に塗るようにします。

腕や脚など広範囲に使う場合、容器から直接、直線を引くように付つけてから、手のひらでらせんを描くように伸ばしていきます。

少しずつ足して塗ったり、一度に大量に出して塗ったりすると、ムラや塗り残しが出やすいので要注意。

塗り残ししがちな場所として、髪の生え際、眉間、フェースライン、首や首の後ろ、耳や耳の後ろ、小鼻のわき、体のわきや側面、サンダルをはく場合は足の甲などがあります。

しっかりした効果を期待するなら、途中でこまめに塗り直しするのも大切

海水浴のイメージそして、日焼け止めは、一度塗ったらそれで終わり!というわけにいかないので要注意。

手や衣類が触れることで落ちてしまったり、汗をかいたり、その汗をぬぐうためにタオルやハンカチを使うと効果が落ちてしまいます。

その都度、タオルなどで汗を拭きとって重ね塗りするか、少なくとも2時間を目安に重ね塗りするようにしておくと安心です。

ただしプールや海で使う場合、水に直接濡れるので、日焼け止めも落ちやすくなります。しかも水面は紫外線の反射率が高いので(10~100%)、環境も最悪です。

日焼け止めに「ウォータープルーフテスト済み」と書かれてあっても、効果があるのは日常で使うよりもっと短いと考えたほうがいいようです。

「耐水性80分」とか「米国FDAの基準による『80分間にわたる耐水試験』によるものです」と表示されたものなら、アメリカのFDA試験法にのっとったウォータープルーフテストに合格しているものなので安心ですよ。

80分を目安に塗り直しすればOKです。

とはいえ、それでも泳いだ後は日焼け止めも落ちている可能性が高いので、タオルなどで水分を拭き取って、すぐに塗り直しするのがおすすめです。








日焼け止めは使用後のケアも大切

太陽のイメージ日焼け止めが肌に残っていると肌トラブルのもとになってしまうので、その日のうちに落とすのが基本です。

通常の日焼け止めなら石鹸やその他の洗浄料で落とせますが、ウォータープルーフのように、耐水性の高い日焼け止めは専用のクレンジングを使う場合が多いようです。

専用のものがない場合、手持ちのメーク落としで溶かし出すように優しく洗い落とします。

日焼け止めの使用期間の目安と保管の仕方

化粧品のイメージその季節で使いきってしまえばいいのですが、つい残ってしまった日焼け止めってありますよね。

こうした日焼け止めはどれくらいもつものなのでしょう?

化粧品にしても日焼け止めにしても明記されていないことが多いのですが、薬事法で「製造又は輸入後適切な保存条件のもとで3年以内に性状及び品質が変化するおそれのある化粧品」に、使用期限を明記することが義務付けられています。

なので、明記されていない化粧品は、未開封で3年くらいは品質が保たれていると考えることができます。

開封した場合は、商品によって違いますが、早いもので半年、大体1年くらいが使用の目安になっているものが多いみたいですよ。

日焼け止めも化粧品の一部と考えることができるので、開封したら、できればそのシーズン中か1年くらいを目安に使いきるのがおすすめです。

それから、薬事法でも「適切な保存条件のもとで」とあるように、気をつけたいのが「保管する場所」です。

成分が分離したり変質してしまう恐れがあるので、高温多湿になる場所は避け、常温で保管・使用します。

こんな感じで、日焼け止めクリームはいくつか押さえるべきコツがあるのですが、手軽に紫外線対策するならUV対策のある服を活用するのもおすすめですよ。

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