【中古】 家紋百話/全2巻

丹羽 基二/河出書房新社/1996年2月
文化、習俗、歴史、美術… あらゆる面から家紋のルーツを解き進める1冊。

この間のKamonジェネレーターで、ちょっと家紋に興味を持ってしまったsumiです(笑)この間、近所で「家紋百話」という本を見つけてしまいました♪

一話で1つの話題が完結する形で、上巻は第一話~第五七話が収録されてます。文体にちょっと癖がありますが、それぞれの家紋にまつわるエピソードや由来が書いてあって、家紋初心者にも読みやすかったですよ。

知らなかったんですけど、家紋の研究家って墓石からも家紋のデータを収集するんだそうですね。

幻の紋を発見したので写真に撮って帰ったら写ってなくて(!)再び出かけると墓の所在がわからなくなっていた… なんて話がいきなりあったりして。(第一話 幻の譲り葉紋)

怖い、怖すぎる。真夏に読まなくてほんとよかった(汗)

家紋のほかにも、歌舞伎役者の紋や社章、都市章と、幅広い分野の紋が紹介されているんですけど、その中でも大丸の紋がおもしろいんですよ。

大丸の紋といえば、丸の中に「大」の字が描かれていますが、実はこの紋には秘密があるんですよ。

まずは、最初に書く「一」のところ。筆が最初に入るところですが、ここ、「三」になっているそうです。

大丸の紋の秘密1

そして、左に払う部分は「五」。

大丸の紋の秘密2

右に払う部分は「七」になっています。

大丸の紋の秘密3

これで「七五三」と、めでたい意味になるんだとか。大正九年に呉服屋から百貨店になった際、意匠登録のときにこの形に改めたそうです。

実は三越の文字も「五」「七」にかすれていて、こちらは三越の「三」と合わせると「七五三」となるんですよ。なるほどー(笑)(第三七話 社章好敵手物語)

商売をする人は縁起を担ぐと言うけれど、社章の細かいところにも随分気を遣っているんですね。

紋章の一つ一つは深い意味があり、何らかの標示であることに違いない(第四九話 竹の紋章)

本にもそんなことが書いてあるのですが、地名、氏名、習俗、信仰、歴史、そしてときにはちょっとした願いもこめられていて、家紋って本当にいろんな要素を含む総合的な学問だったんですね。

やっぱり結構おもしろそうな分野です♪

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