今回の新型インフルエンザ・ウイルスは弱毒性ということなので、当初心配されていたような国境閉鎖とか渡航規制といった対処はされていませんが、世界中で急速に感染が広がっています。

空港や港では水際対策が強化されているのですが、いつ日本に入ってきてもおかしくない状態にあるようです。あまり考えたくない話ですけど(汗)

感染拡大を前提にした対応が必要になっているようですね。

感染の拡大を抑えるための備蓄

被害を最小限に抑えるための対策は、なんといっても人との接触を減らすこと。

感染者の数を抑え込むことが重要で、感染する機会を減らすため、学校閉鎖やイベントの中止、一般企業も業務の縮小といった事態が考えられるようです。

そして最近、本格的に流行を始めたときの対策として、ある程度の食糧や日用品を備蓄することが注目されています。

でも、備蓄ってそれだけじゃないようです。米国疾病予防センターで紹介されている新型インフルエンザ・ウイルスの新情報の中に、ちょっと変わったアイデアが紹介されているのを見つけました。

Be prepared in case you get sick and need to stay home for a week or so; a supply of over-the-counter medicines, alcohol-based hand rubs, tissues and other related items might could be useful and help avoid the need to make trips out in public while you are sick and contagious.

General Info on H1N1 Flu
H1N1 Flu & You

「病気になる場合に備えて、1週間ほど家にこもる準備をしたほうがいいですよ」と書いているようです。でもそれは病気を避けるために備蓄するんじゃなくて、病気になったときに備えて備蓄するというわけ。

そういえば、清潔・不潔の考え方って二通りあるというのを聞いたことがあります。つまり…。

自分が健康で周囲に感染者がたくさんいる場合
(感染してない)自分を守るために、清潔を保つ
自分が感染者で周囲に健康な人がたくさんいる場合
(感染していない)周囲を守るために、自分の周囲を汚染しないよう配慮する

清潔に保つ場所は変わってきますが、どちらも清潔を保つべく努力するのは同じ。清潔に保つための方法も同じで、うがい、手洗い、マスクです。

でも、発想がまるきり逆。今回の米国疾病予防センターの考え方に似ているところがあります。

前回、備蓄.comで行われたトラックバック企画で「備蓄リスト」の大募集があったとき、私は「自分が健康な場合」という発想で家にこもるための備蓄リストを考えていたんですけど、「自分が病気になった場合」の備蓄も考えに入れたほうがいいのかもしれません。

今回募集されているトラックバック第2弾は、「みんなの『食糧・水の備蓄』を教えてください」とのこと。

「インフルエンザの場合、水って備蓄する必要ないよね、これはやっぱり災害向けかしら」と思っていたのですが、病気になったときに必要で、最適な飲料水は確保しておいたほうがいいと考えを改めました。

とはいえ、感染源として「水」を恐れる必要はないので、新型インフルエンザが流行しているからといって、清潔な飲料水を確保するために備蓄するのはあまり必要ないと思います。

CDCのサイトでも、「従来の方法で殺菌処理された水道水でインフルエンザ・ウイルスの伝染が引き起こされるような症例はなく、最近の研究によると、通常で使用される塩素レベルはH5N1鳥インフルエンザを不活発にするために適切であることがわかった」と書かれているので、恐れすぎて過剰な行動に走ってしまうのは要注意です。

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