暑い夏場は火を使わなくて便利、コープの骨取り「さばの煮付け」

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骨取りシリーズのさば

骨取りされてるので、パクパク食べることができるコープの「骨取り」シリーズ

この夏、関西はあんまり暑いので、久々に「骨取りさばの煮付け」を買ってみました。CO・OP商品なので、いろんなコープさんで手に入れることができる一品です。

腹骨、中骨、小骨を取っているので、ほとんど骨を意識せずにパクパク食べることができるんですよ。

「まれに骨が残っているおそれがありますので、召し上がる際はご注意ください」と注意書きがあるけれど、管理人は今まで骨にあたったことがないのでそんなに多くないんじゃないかな。

「子どもに魚を食べさせたい」という組合員の声から生まれた商品です

あたためた、骨取りさば

やわらかいので、ひっくり返って出ると、皮目を上にするのが大変なのです!(ということで、あきらめた図・汗)

平成20年の水産白書によると、魚嫌いの理由1位は「骨を取るのが面倒だから」だったのだとか。

そんな社会的な事情と、「子どもに魚を食べさせたい」「もっと手軽に食べやすいお魚を」という組合員の声から生まれたのが、コープの骨取りシリーズです。

さばの煮付け(しょうゆ)は、ショウガとみりんをきかせたタレでやわらかく煮つけられています。

【調理方法】

鍋のフタをあけたまま、湯煎で1袋8分くらいあたためればOK。解凍して内袋から出してラップをかければ、電子レンジでのあたためも可能で、この場合、1袋約1分でOKです。

解凍方法は、内袋のまま冷蔵庫で約8時間かけるか、急ぐ場合は流水解凍で20~30分の目安でできますよ。

冬場は湯煎でもいいけれど、火を使いたくない夏場は解凍すれば電子レンジで短時間であたためることができるのでかなり楽ちんです。

子どもも食べやすくしているためか、味付けは少し甘め

骨取りさばのシリーズには、この他に、信州みそをベースに甘めのタレで仕上げられた「さばの味噌煮」、しょうゆベースのタレに大根おろしを加えた「さばのみぞれ煮」などがあるので、好みで選べるところも魅力。

さばの煮付け(しょうゆ)、みぞれ煮は2切れ3袋入っていて、さばの味噌煮は1切れ3袋です。それぞれ価格は400円くらいです。

管理人
管理人

管理人は調理タイプのものしか見たことがありませんが、骨取りシリーズには素材タイプのものもあるみたいです。

ただ、「子どもに魚を食べさせたい」という声から生まれた商品だけあって、味付けはどの商品も少し甘めに仕上げられています。さばの煮付け(しょうゆ)は、みりんの他に黒糖みつも入ってました(汗)

sumi父はどうも甘いお惣菜が苦手みたいで、半分残しちゃうんですよね。

最近購入した高齢者向けの料理の本によると、食べきれずにカロリーがしっかりとれないのはやはり問題みたいなので、我が家では困ったときだけ利用していこうと思っています。

煮汁が少し多めに入っているので、ご飯の上に丼風にのせてもいいし、野菜と和えるとメインのおかずとして利用できるので、味が合えばかなり便利。

固形部分は180グラムと、子供でも食べやすいように少し小さめの身に仕上げられているので、汁気をとればお弁当にも利用できるみたいですよ。

骨がないのに、しっかり魚の身があるので、アレンジ料理がしやすいところも魅力です。

「ノルウェー産」が選ばれているのには訳がある

冷凍の状態

真空パックされて入っています

ところで、この骨取りシリーズのサバには、「ノルウェー産さば」とはっきりくっきり書いてあります。原材料名の所にも、「さば(ノルウェー産)」と書いてあるんですよ。

少ししつこいくらいですが(笑)この「ノルウェー産のさば」というのは、地形的にも脂がのったサバがとれやすく、世界の市場からも評価が高いのですから、アピールするのは当然なのです。

ノルウェーの国土は、その半分以上が氷河によって作り上げられた「フィヨルド」と呼ばれる複雑な入り江になっていることで有名ですよね。

こうした地形は、深く陸地に入り込んだ湾や入り江に山の雪解け水が流れ込むので、魚の成長に適した塩分濃度を生み出してくれます。しかも雪解け水は海水温を下げるので、さばは冷たい水に対抗して、身にたっぷりと脂を蓄えて大きくなるのです。

さらに、ノルウェーのサバ漁は、水揚げから梱包までがフルオートメーション。とらえたサバはフィッシュポンプで海水とともに吸い上げて冷却。加工場でもポンプからいけすに移し、サイズの振り分けもオートメーションなので、人の手がサバに触れることがありません。

鮮度を保つ温度管理もしっかりされているので、温度変化で味に影響が出やすく、傷みやすいサバも、新鮮でおいしいまま出荷されているんですよ。骨取りシリーズでは、さらに専門のスタッフが実際に現地で品質を確認、選別をして買い付けをしているそうです。

材料となるサバにこれだけのこだわりがあるから、各地のコープさんで人気の商品になっているんですね。

骨を取り除く作業は、すべて手作業

サバの骨取りはタイやベトナム、味付けや梱包は日本国内の工場で行われています。

サバは魚によって個体差があり、骨がある位置や太さ、長さもまちまちなので、人の手でないと骨取りしきれないのだとか。この骨取りシリーズのために専用のハサミやピンセットがあるそうですよ。さらには、目視や手触りで骨が残っていないかチェックしているので、パクパクと食べることができるんですね。

このとき、骨だけでなく、内臓や血合いもしっかり取り除かれるので、サバ独特の臭みを感じさせない仕上がりになっているところも注目ポイントです。

1切れ~2切れずつ真空パックで冷凍しているので、いつでも食べたいときに必要な分だけ利用できるところが便利。こういう点が評価されて、手軽においしく食べられて、魚食普及に役立つ商品として、2012年には一部の「骨取りシリーズ」が水産庁の「ファストフィッシュ」に選定されています。

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