ネットニュースで紹介されていたリサーチによると、子どもの紫外線ケアの重要性はアンケートに答えた80%近いお母さんが認識していたのだとか。
かつては母子手帳でも日光浴が推奨する記述がありましたが、近年では「外気浴」という言葉に変わったこともあって、子どものUVケアに対する意識も高くなってきているみたいです。
ただ認識していても、「対応できていない」と答えたお母さんは、やはり80%近くあったようで、「知っているけれど対策できていない」という人が多いようです。
対策アイテムとしては帽子を挙げる人が多かったようですが、その他の手段はというと極端に少なくなってしまうのが現状のようです。
WHOも早期の紫外線対策の必要性を指摘
子どもに関する紫外線対策はWHOでも指摘されていて、「18歳未満までに生涯の半分の紫外線を浴びてしまう」というデータもあるのだとか。
WHOでは、子どもたちは特別な紫外線対策が必要であるとして、「子どもの成長が活発であること、そして大人に比べると環境からの影響を受けやすい」ことを挙げています。
大人ならメラニンを作って紫外線からお肌を守ったり、肌の表層部にある皮脂で、ある程度のUV-Bを遮断することができるのですが、子どもはそうした身を守る力が弱いというわけですね。
しかもその影響は表に現れないまま、病気が発症するとしても長い時間がかかります。
WHOでは、子どもたちが健康で安全な環境を得ることは、子どもの権利の一つと位置付けています。
子どもの紫外線対策は大人以上にきめ細やかな対策が必要であり、対応時期はできるだけ早い時期から始めるのがいいというのが現在のところ世界的な共通認識となっています。
というわけで、まずは紫外線対策の基本、お肌の機能についてまとめてみました。