お昼どき、一服しながらテレビをつけていると、NHK教育で 「日本語なるほど塾」という番組を放送していました。
その中で「前後裁断(ぜんごさいだん)」という言葉が紹介されてたんですけど、なんでもこれは沢庵和尚が当時の武士に説いた言葉だそうですよ。「過去と未来を断ち切って今に集中する」という意味なんだとか。
江尻慎太郎投手(日本ハム)の座右の銘で、帽子のつばの裏側に、このことばをマジックで書いているそうです。
番組内ではそのほかにも、女性アナウンサーの「言葉が人を動かす」という表現や、元野球選手の解説者の「心を鍛える言葉」という表現がなんとも印象的でした。確かに言葉にはそんなとこありますよね。
もう一つ印象に残ったのは、「柳緑花紅(りゅうりょくかこう)」 。あたりまえのことを、あたりまえにしなさいという教えなんだそうです。
これ、すべて禅から出た言葉だそうで、「挨拶」も禅の言葉なんだそうですよ。いろんな言葉を生みだしている禅の世界、なかなかおもしろそうです。