さて、続いては湯田温泉の伝説です。
JR西日本の山口線にある湯田温泉駅に降り立つと、こんな巨大な白狐のモニュメントがお出迎えしてくれます。ちゃんと名前もあるんですよ。「ゆう太」君といいます。
ゆう太→ゆうた→ゆーた→ゆ~だ→湯田
ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい(笑)
でも、名前が単純だからって馬鹿にしちゃいけません。高さ8メートル、重さ3トンもあるんです。その辺の自動車より、でっかいぞう。
ゆう太君の正体は、熊野神社に行けばわかります。
上の地図で言うと、梅乃屋の前を通る錦川通りを東へもう少し進んだ左手に見えてくる小さな山がそう。これが権現山と呼ばれる山で、山頂に熊野神社がまつられています。
この長~い石段を上りきると…
やっと到着(汗)
神社入り口にあった「熊野神社の由来」によると、後円融天皇の時代、大内氏が統治していたときに紀州熊野神社を御勧請申し上げたのが始まりだとか。室町時代前期からの歴史があるんですね。
そんな山の麓には、その昔、境内に小さな池のあるお寺があったそうです。
白狐の伝説
あるとき一匹の白狐が夜更けにやってきて、傷ついた足を池の水にひたし、明け方近くになると権現山へ帰っていく姿を住職が見つけました。不思議に思って池の水に手を入れたところ、温かいお湯だったそうです。
白狐は七日七夜お寺の池に通い続け、すっかりよくなって山へ帰っていったので、近所の人に手伝ってもらって池を深く掘ってみると、熱い湯がこんこんと沸き出で、さらには薬師如来の金像が現れたそうです。
その後、薬師如来のお堂が建てられて、「この仏像を拝んで湯浴みをすると難病も治る」という評判がたち、「白狐の湯」として現在の温泉街に発展していきました。
この伝説、こんな感じでマンホールにも描かれているんですよ。
恐る恐る池の水を確かめる住職。
お湯が噴き出してきてびっくりの住職。
こんな感じで白狐は湯田温泉のシンボルになっているようで、この他にも足湯はもちろん、街じゅうにモニュメントがあります。
足湯「ニ」の噴き出し口。肉感的でけっこう怖い(汗)
白狐、入浴中。
公園の遊具にも白狐。
もちろん、マンホールのフタにも。
このマンホールのフタ、よく見ると「公園通り」って通りの名前が書いてありますよね。
街の中には看板があまり見当たらないんですけど、マンホールに通りの名前が書いてあるので迷うことはなかったですよ♪ 足湯めぐりするときとか自分がどこにいるのか、これですぐにわかるので意外と便利でした。
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コメント
先生「湯浴み」が読めません!
ってのは置いといて、マンホールがカラーなのが可愛い。温泉地はこういう遊び心があちこちにあるのが楽しいですよね。
生まれてこの方足湯というのに入ったことがないんですよ。どうせならスッポンポンになって首まで浸からないと満足出来ん!とかえって消化不良になりそうで。
という話を先日VINCOさんにしたら、「足湯は足湯で脱ぐ手間がわずかでハシゴしやすいし男女一緒に気軽に入れるからいいもんなのよ」と言われてちょっとだけ納得。んー一度行ってみようかなあ。
sumiさんはいわゆる足湯フレークなんですか?
>フランカーさん
「湯浴み」は「ゆあみ」って読むんですよ。似てるけど、ユーアンドミーじゃないですよ~(笑)
マンホールのフタっておもしろいですね。こんなカラフルなの、私も初めて見ました。デザインもいろいろあるんですよ♪
通りによっては、白狐が池につかってるところから温泉が発見されるところまで、物語り形式に展開するのもあったりして(笑)
足湯は今回初めて体験したんですよ。最近あちこちにできてるようで、テレビで見たりするので気にはなっていたんですけどね。
どうかな、物足りないかなと思ったんだけど、なんのなんの、すっごいポカポカして気持ちよかったですよ~。じっくり時間をかけて入れるし(公園の以外は・笑)、入ってる人どうしでお話なんかもできちゃうし。
ほんと、お勧めです。
そういえば足湯に入ってるの、女の人が多かったかも。若い人男性は少なかったですよ。チャンス、チャンス。人気者になれるチャンス(笑)