とっぷりと日が暮れた中、バスで50分ほどかけて宿へ到着。今回、利用したのは湯田温泉の梅乃屋さんです。到着して、すぐ、お風呂♪ そして、すぐにご飯となりました。
メニューは、ふぐですよ~。いやさ、「ふく」ですよ~。(山口ですもんね)
ふくさし!
ふくちり鍋!
あああ、待って、待って~(汗)
一生懸命に写真を撮っていると、待ちきれないお箸がのびてきました。さすが伊藤博文を魅了した、ふぐパワー。
なんでも、ふぐは毒魚として昔から食用を禁じられていたそうで、その禁止令を解くように働いたのが伊藤博文なんだそうです。明治21年、当時総理大臣だった伊藤博文が下関でふぐの刺身を食したおり、あまりのおいしさに感動して、山口県令を勤めていた原保太郎に働きかけたんだとか。
お土産に買った「ふぐめしの素」のリーフレットに書いてあったんですけど、「河豚の口を”ウグイス”と呼ぶのは、伊藤博文が河豚の口を食べた時に、あまりの美味しさに『ホ~』と声をあげたため」だと伝えられているんだとか。ほんとか? 「ホ~」って言ったらフクロウじゃないのか??
この後、菊麺、ふくのから揚げ、ぶり大根、茶碗蒸し、デザートにフルーツがたっぷり入ったゼリーの他に、地ビールと日本酒も堪能。
中でも菊麺っていうのがちょっと不思議。少々太めのそうめんという感じです。でも、菊の花が入ってるわけでもないのに「菊麺」っていうんですよ。一体、どういうことでしょう。
そう、これ、菊は菊でも「菊芋」の「菊」なのでした。そんなお芋があるんですね。宿の売店でも菊麺を販売してるのを発見。
包装の裏にあった説明によると、菊芋の糖質にはイヌリンやアミノ酸が多く含まれていて、菊芋を加えることで麺のツルツル感がアップして、のど越しがよくなるそうです。ちなみに菊芋は健康野菜なんだそうですよ。
翌日、明るくなってから撮った梅乃屋さん。県道から道1本入った所に位置するせいか、ほんとに静かな宿でした。お風呂も込み合うことなくゆったりと楽しめたし。
いいお湯とご飯、ごちそうさまでした~。
そして、旅はまだ続く。
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