湯田温泉の東京庵は2008年に休業したようです。そば寿司は瑠璃光寺五重塔近くの瑠璃光寺店で食べれるようです。
秋芳・湯田旅行、とうとう最後の記事になりました。ここまでおつきあいくださって、ありがとうございます♪ この旅行、ほんとに楽しい旅でした。
1泊2日だったんですけどね(汗)
そう、1泊2日の出来事だったんですね、我ながらびっくり。全部で14も記事があるんですけど、どれだけ長期滞在してるんだって勢いですよ。ともあれ最後の記事はグルメです。
今回のメインは、ふぐ料理。ふぐ以外、特に期待してなかったんですが…。ごめんなさい、すみませんでした、山口にはまだまだこんなおいしいものがありました。
コンコード君のクセと管理人の腕前のせいで、いまいちおいしそうに写っていませんが(汗)そば寿司といいます。おそばが巻き寿司になってるんですよ。のりの下には卵を薄く焼いたものを重ねています。
中に入ってる具も巻き寿司とそんなに変わりません。青菜にアナゴにかんぴょうに卵。あと、赤いものが入ってますね。え~っと、なんだったんだろう…(汗)←おい
このお店、足湯めぐりをする途中で見かけて、その風情がすごく気になっていたんです。山口なのに、「東京庵」という店名。おまけに石碑が2つも建ってるんですよ。
1つは「元祖 長州蕎麦寿司」、もう1つは「長州藩茶屋臨野堂跡」と書いてあります。
写真には写ってないんですけど、小さな看板には宮内庁に献上してるとか、テレビ局が推薦してるなんてことが書いてありますよ。なんかすごい(汗)
あとでちょこっと調べてみたところでは、「長州藩茶屋臨野堂(長州藩御茶屋臨野堂)」というのは長州藩の迎賓館のようなものみたいですね。毛利氏の休息所としてここに茶屋を設けてたんだけど、ついでに他藩からお客様が来たときにもここを使用していたんだとか。
幕末には桂小五郎、高杉晋作、吉田松陰といった人たちが密議の場所として使用していたそうですよ。うわ~、ということは、私が座った座布団の辺りに桂小五郎も座ってたりしたのかしら(笑)
このお店はその跡に建っている… ということのようですが、でも、そのせいだったんですね。店内の壁の一部がショーウインドーみたいになっていて、鎧兜や白熊(長州勢が頭にかぶっていた、長いふさふさしたカツラみたいなやつ)などが並んでおりました。
反対側の壁には山口出身の総理大臣の肖像画があったりして、ちょっと独特な雰囲気の店内です。もちろん、その中には阿倍さんの写真もありましたよ。
そんななか、そば寿司がくる前に登場するのが、このそば湯。
そば湯って、あまり好きじゃなかったんですけど(汗)このお店のそば湯はおいしかったですよ~。甘みがあって、そばの香りがするんです。びっくり。全部、飲んじゃいました。
そば寿司のほうも、ペロリと完食。足湯めぐりで少々疲れてしまっていたので、実はこのときあまりおなかが減っていなくて、最初にそば寿司を見たときは「こんなにあってどうしよう~」なんて思ってたのに(汗)
酸味のきいたつゆに付けて食べるせいか、さっぱり、あっさりしていて、スルスルスル~っとおなかに入っちゃうんです。パッと見た感じ不安定そうに見えますが、お箸でつまんでも、おそばがバラバラッと崩れたりしないんですよ。不思議。
最初はたまげましたけど、看板に偽りなしですね(汗)
ほんとにおいしかったです、ごちそうさまでした。
【追記】07/11/27
あまりのおいしさに感動した「そば寿司」ですが、誕生のきっかけは1963年の山口国体のおり、「山口名物」として考案したものなんだそうですよ。そば粉は100パーセント山口県産のものを使用しているんだとか。
山口にはこのほかにも川棚温泉の瓦そば、秋芳洞のカッパそば(禅師河童そば)などがあって、うどん優勢の西日本の中で「そば文化」が形成されているようです。
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