薄手のものが多かった夏の衣類から冬の衣類へ替える場合は、少しずつ寒くなってくる寒さ対策が必要になります。
とりあえずは羽織り物で対処できますが、半袖から長袖に替えるのはいつぐらいがいいのでしょう?
秋の衣替えも春の衣替えと同じく、一度に入れ替えてしまうのではなく、段階的に入れ替えていくのがおすすめですよ。
秋の衣替えは気温を目安に段階的に入れ替える
晩夏から初秋へ季節が変わる時期は、以下の時期を目安にするのがおすすめです。
お彼岸くらいから10月頭くらい
秋もお彼岸が季節の変わり目として目安になりますが、ここ数年9月になっても厳しい残暑が続くことが増えてきました。とはいえ、秋分の日になると夏日(25度以上)になる日も段々減っていきます。
特に9月は台風シーズンなので、台風の影響で北から冷たい空気が入り込んで急に冷え込むこともあります。
この時期は気温を見ながら臨機応変に調節できるようにするのがいいようです。
・20度以上 半袖、長袖、好みでどちらでもOK。23度以上は暑いと感じることが多いようです。
・20度以下 半袖、長袖、好みでどちらでもOK。羽織り物で調節します。
・15度以下 冬物本番。厚物コートや重ね着で対応。
羽織り物の下は半袖ということも多いのですが、ノースリーブや生地の薄いものは早めに汚れを落として収納します。シルバーウィークのまとまったお休みに片づけるのがおすすめですよ。
これから出番が多くなる厚手の服も、連休前後のカラッとした天気を利用して天日干ししておくと気持ちよく過ごせます。
立冬、11月頭くらい
インナーとして重ね着していた夏物は汚れを落として収納へ。厚手のニット、コートや、手部うろやマフラーなどの防寒具を準備する。
気温で判断するといっても、半袖にするか長袖にするか迷う時期は、制服を参考にするといいですよ。官公庁の制服は大体10月~11月を目安に夏物から合服へ衣替えすることが多いので、衣替えもこうした変化に合わせていけばOK。
注意点としては、夏の衣類は汗をたっぷりかいているので、来夏も必要なものは汗汚れをしっかり落として収納します。
大切な衣類が黄ばんでいたり、においが気になるときは、クリーニング店に「汗抜きクリーニング」を依頼するのがおすすめ。
もちろん万能ではありませんが、汗汚れが代表する水溶性の汚れを落とす専用の洗剤を使って洗ってくれるので、黄ばみやにおいの発生を抑えることができます。
クリーニングに出した衣類は、ビニールを外して虫干しをしてから収納します。湿気をできるだけ取り除くのが長持ちのコツです。
収納のポイント
夏物の収納では、暑い季節にたっぷり汗をかいているので、収納前にきちんと洗濯をして汚れを落とすことが大切になります。
汚れが残っていると、シミや黄ばみ、ニオイの原因になってしまうからです。
汗をたっぷりかいたものは漬け置き洗いを、汗や皮脂汚れがつきやすい衿や袖口、脇の下は部分洗いをするのがおすすめ。一度洗濯をしていても、着回しが多かった服は収納前にもう一度洗濯をしておくと安心です。
収納のポイントは春の収納と大体同じです。
・家族の誰のものかわかりやすく収納する
ただ、夏物は「生地が薄い」ため、シワにならないように収納したい場合はちょっとした注意が必要です。
薄手のものをシワにしないためには、生地が擦れないようにするのがいちばん。
トップスなどをシワにしないように収納するには、一枚一枚別の収納袋に入れて、生地どうしがすれないようにするとシワをつけずに収納することができます。
紫外線対策で活躍してくれた帽子は、頭の部分に通気性のいい紙などを詰めて型崩れするのを防いで、棚の上やスカートハンガーなどにかけて収納します。
収納スペースが限られているからと詰め込みすぎてしまうと、どうしても型崩れやシワの原因になってしまいます。また、空気が流れるスペースがないと、カビの発生にもつながってしまいます。
収納は8割くらいを目安にするのがおすすめ。
次シーズンですぐに使うカーディガンやインナーはすぐに取り出せる位置に配置すると便利ですよ。
ハンガー収納の注意点
夏物は薄手のものが多いので、ハンガー収納で済ませてしまうという人も多いのではないでしょうか。薄手のものは重さがないので、何かのときにハンガーから落ちてしまいやすいのが欠点です。
滑りにくいハンガーを選ぶのがおすすめですよ。型崩れの原因になるので、服に合わせたサイズのものを用意します。
シワにしたくないものは、あえてたたんで横にして積み重ねる場合もありますが、重ねすぎると衣類の重みでシワになってしまうので、その場合は3~4枚を目安に収納します。
ケース収納の注意点
高い位置に収納する場合は、「軽い布製のケース」がおすすめ
収納は所は天袋や整理ダンスの上など高い位置です。大きなサイズのものだと全体的に重くなってしまうので、1つのケースに無理に入れてしまわず、小さいサイズを2個に分けるのがおすすめですよ。
重ねた状態でもスッと引き出せる「引き出しケース」は使う頻度が高いものを収納
シャツ、ニット、カットソーなどは、立てるような形で収納すれば省スペースで収納できるうえ探しやすいので一石二鳥です。たたんだ時にきっちり詰めるので、深めの引き出しを選ぶのがおすすめ。
冬シーズンでもインナーとして使うことがあるTシャツは、すぐに取り出しやすい手前に収納しておくと便利です。
浅い引き出しは下着やソックスなど小物を収納に。特にシワを気にする必要はないので、たたんで収納してしまいます。
ジーンズもシワを気にする必要がなければたたんで収納。気になる人はジーンズハンガーを活用するといいですよ。
積み上げ収納には頑丈さ優先で「プラスチックケース」(蓋をかぶせるタイプ)がおすすめ
ケースを積み上げて収納する場合、強度を考えて蓋をかぶせるタイプを選ぶのがおすすめです。
ただし、出し入れがしにくくなるので、使用頻度の低いものを収納します。中身を把握するのがどうしても難しくなってしまうので、透明なケースを選ぶと把握しやすくなります。
それから、収納する際はできるだけ持ち主別に整理しておくのがおすすめですよ。後から見てもわかりやすく、すぐに取り出せるので、次シーズンに移るときにスムーズです。
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