長年にわたり社会の発展に尽くしてきた高齢者を敬愛し、長寿を祝う敬老の日。
自治体が高齢者へお祝いの品を送ったり、お宅に訪問したりするのはよく聞きますが、国も目標を掲げてキャンペーン展開をしてるのはご存じですか？
知っていても、特に何かいいことがあるというわけではないのですが（汗）せっかくの敬老の日。ちょこっと調べてみることにしました。
「みんなで築こう 活力ある長寿社会」
５つの目標
１.すべての高齢者が安心して自立した生活ができる、保健・福祉のまちづくりを進め、ふれあいの輪を広げよう。
２.高齢者の知識、経験や能力をいかした、就労・社会参加・ボランティア活動を進めよう。
３.高齢者の介護予防、生きがい・健康づくりへの取り組みを進めよう。
４.高齢者の人権を尊重し、認知症や介護問題等をみんなで考え、高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。
５.高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し、お互いに協力して活力ある長寿社会をつくろう。
こうしてみると、「元気なお年寄りを応援します！」という感じでしょうか。
お年を召した方には健康や病気に気をつけて、いきいきと社会で活躍できるように応援しつつ、その他の世代にはお年寄りが持つ問題を、もう少し自分に近づけて考えてもらうきっかけづくりとする──
とはいえ、同居してなかったりすると、なかなかお年を召した方と話をする機会もないですよね。
敬老行事も高齢の方を恒例行事の会場に呼んで一斉に行うという形式が多いけれど、こうした目標をふまえると、「他の世代とも交流を持つ」といった視点が必要なのかもしれません。
【参考】
平成２１年「老人の日・老人週間」キャンペーン要綱（PDFファイル）
【キャンペーン期間】
平成２１年９月１５日～２１日 老人週間の７日間
【主唱】
内閣府 厚生労働省 全国社会福祉協議会 全国老人クラブ連合会 長寿社会開発センター 日本医師会 日本歯科医師会 日本薬剤師会 日本看護協会 日本社会福祉士会 日本介護福祉士会
【協賛】
NHK 日本新聞協会 日本民間放送連盟
