雑誌に出ていた「水ようかん」の作り方で水ようかんを作ってみました♪ケーキの型を使って…

水ようかん

水ようかんを作ってみました

この2日、すごいカンカン照りが続いてます。最近はあまりはっきりとした梅雨明け宣言がないみたいですけど、このカンカン照りは「梅雨明け十日」というやつじゃないのかなぁ…。もう梅雨、明けてますよね?

梅雨明け十日
太平洋高気圧が勢力を増してくるとともに、梅雨前線が北に押し上げられると梅雨明けとなります。 例年の梅雨明けの時期は南西諸島では6月下旬、九州地方から東北地方は、7月中旬から下旬にかけてとなります。

このように梅雨明けは太平洋高気圧が強くなった時に起こるので、梅雨明け直後は勢力を増した太平洋高気圧に覆われやすく、終日雲のない夏空が広がります。 これを一般に「梅雨明け十日」と呼んでいます。

~こんにちは!気象庁です!平成17年6月号~

ともあれ、こんな暑い日が続くときは、水ようかん♪ 「きょうの料理」7月号に水ようかんの作り方が出てたんですよ。

材料は15×13.5×高さ4.5センチの流し函1コ分で…

棒寒天…2/3本(4グラム)、棒寒天を溶かすのに使う水…500ミリリットル、グラニュー糖…200グラム、小豆こしあん(市販)…300グラム、本くず…5グラム、本くずを溶かすのに使う水…80ミリリットル、塩少々

ということなので、それぞれ半分の量にしてチャレンジしてみました。

なんだか四角い形をしていないのは、100均で買ったケーキ用の丸い型を使って固めたから。周囲にぐるりと包丁を入れて、最後に包丁の刃先をちょっとひねったらポコンと出てきました。でも、結構いけてますよね(笑)

ケーキの型

ケーキの型を使って作ってみました

寒天はお砂糖を溶かす前によく煮溶かす、くず粉は入れてから沸々と火を通す、この2つのポイントを押さえると初めてでもなんとかできました。くず粉を入れることで舌触りがよくなるんだそうです。

以前、寒天だけでようかんを作ったことがあるんですけど、そのときはなんかゴワゴワした舌触りだったんですよね。その時のようかんより、やっぱりずっとおいしく仕上がりましたよ。るんっ♪

あれ? でも、ようかんと、水ようかんってどう違うんでしょう???

みずようかん【水羊羹】寒天を煮とかした中にあずきあんを入れ、冷やして固まらせた菓子。

ようかん【羊羹】[ヒツジの肝の形に似せて作ったアズキの蒸し物を羹(あつもの)に入れたのを原型とする]寒天を煮とかし、練ったあんを加えた和菓子。多くは長い積み木のような形にする。

「新明解国語辞典」(三省堂)

「ヒツジの肝の形に似せて作った~」という豆知識が載ってるあたりはさすがなんですけど、どっちも寒天を煮とかしたもの??? これだと、あずきあんが入るのか、練ったあんが入るのかの違いなの??? って感じですよね。

もしかして新明解国語辞典は料理が苦手なのか?(偏見)

ってことで、今度は明鏡国語辞典を見てみると…

みずようかん【水羊羹】寒天を煮溶かした中に砂糖やあんを加え、容器に入れて冷やし固めた夏向きの羊羹。水分が多く、やわらかい。

ようかん【羊羹】砂糖を入れた餡(あん)に寒天を加えて練り上げたり、小麦粉を混ぜて蒸したりして固めた和菓子。

「明鏡国語辞典」(大修館書店)

ん~。つまり新明解国語辞典によると、寒天の中にあんを入れるのか、あんの中に寒天を入れるのかが違うってこと???

…あれですね、料理のことを国語辞典に聞くのが間違っているのかもしれませんね。(っていうか、こんなことを国語辞典で調べてるのが元々の間違い?)

ちなみにgooの国語辞典で水ようかんを調べてみると、こんなふうに書いてありました。

寒天でこし餡(あん)を固めた、水分の多い柔らかい羊羹。冷やして食べる。[季]夏。

単純明快。最初からこっちで調べればよかった。あ、そういえば明鏡国語辞典にも「水分が多く、やわらかい」って書いてあったのか(汗)

水分が多くて柔らかいようかん、それが水ようかんなんですね~、納得。

調理器具・食器
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活動範囲は兵庫県南東部から大阪北部の辺り。アポロ宇宙船が月に着陸した世代です。

似顔絵はツカエル!アバターを利用させてもらいました♪
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コメント

  1. しのぶ より:

    ええっ!羊羹と水羊羹の違いって、
    単純に水分の差だったんですね(驚)。
    水羊羹は、小さめのガラスの器に1個1個流し入れたりしても
    良さそうですね~、何より切る面倒がないし(爆)。
    ところで、どういう訳か茶道の世界では
    羊羹も水羊羹もあまり登場しないんですよ。
    水分が多すぎるからかと思えばそうでもなく、
    葛まんじゅうなんかは、今の季節、
    「もうたくさん」てくらい出るんですが(笑)、
    何か意味でもあるのかな?

  2. sumi より:

    そうなんですよ~。でも、国語辞典だけじゃいまいち心配なので、今度、ちゃんと料理関係の本も見てみます。図書館にあるかな(汗)
    >水羊羹は、小さめのガラスの器に1個1個
    >流し入れたりしても良さそうですね~、
    >何より切る面倒がないし(爆)。
    いいですね! それ。ガラスの器だったらそのままスプーンで食べれるし。今度やってみようっと♪ 手作り万歳(笑)
    でも、びっくり。茶道ではあんまり活躍してないんですか??? 和菓子として、普通に登場してそうなのに不思議ですね~。侘び寂びの世界から見て「ヒツジの肝」ってところが無粋と思われてたりするのかなぁ… (^^;

  3. 信天翁 より:

    もう完全に梅雨明け十日です。
    気象庁よりは蝉に訊けです。(笑)
    それにしても暑いですね、関西。
    そんな日はやはり水羊羹です。このように作れそうもないので、コンビニで一つだけ買ってみたいと思います。
    水羊羹は別として、羊羹、これは端っこが美味い。砂糖がたくさん集まっていてザラザラしているのが最高。
    でも甘いものよりは辛いものの方が・・・。(笑)

  4. sumi より:

    天気予報では「もうひと雨きてから梅雨明けしそう」って言ってましたよ。でも、これだけ照ってるんだから梅雨明け宣言してしまって、たとえそのあとに雨が降ったとしても「戻り梅雨」でいいですよね。せっかくそういう言葉があるんだし(笑)
    梅雨明けうんぬんはともかく、ほんとに暑い日が続きますよね~。夏バテ防止にはあんこがいいって聞いたことがあるんですけど… え~っと、たしかそんなことを誰かに教わった覚えが。←うろ覚え
    >でも甘いものよりは辛いものの方が・・・。(笑)
    甘いものと辛いもの、どちらもいいけどやっぱりバランスも大事ですよね(笑)うちの会社では甘いお菓子も辛いお菓子も常備されています。で、休憩中のおやつの時間なんかで、よくこんなこと言ってるんですよ。「今、食べたの甘かったから、次は辛いの食べなくちゃ~」って(笑)

  5. へぇ、ヨウカンのウンチク、勉強になりました♪
    おうちで作れるものなんですね、感心~。俺も誰かのいぬ間にチャレンジ・・・は無理かさすがに(^^;
    こんな漆黒のようかんは見たことありません。いやでも、こういうのが本流なのかな?目からウロコが落ちました。美味しそっ☆

  6. sumi より:

    結構、簡単なんですよ~♪ では、主夫@フランカーさんがチャレンジするいつかのために、作り方をメモしておきますね(笑)
    棒寒天を水に1時間以上つけて、(今回わが家は去年買った糸寒天を使用)水気を絞って、小さくちぎって、鍋に入れて、分量の水を加えたら強めの中火にかけて沸騰させて、木ベラで混ぜながら寒天を溶かすんだけど、ここでよ~く溶かすのがポイントなんですよ。溶け残ってるうちにグラニュー糖を入れちゃうと寒天がそれ以上溶けなくなっちゃうんだそうです。
    で、グラニュー糖を入れて、溶けたあと、漉し器で漉すとさらに口当たりがよくなるんだとか(うちは濃し器がないので省略)そして、強めの中火で小豆こしあんを加えてよく混ぜて溶かしていきます。
    ボールに本くずを入れて、分量の水を注いで、本くずの塊をつぶしながら溶かしたらば先程の鍋にこれを入れるんですけど、このとき、鍋の方のあんをカップ1ほど取って、くずと混ぜて、それを鍋に加えるとミスなく混ぜることができるそうです。…ガーッて入れちゃったけど。←おい
    あとは中火にして、焦げないように木ベラで混ぜながら沸々するまで煮ます。このとき、本くずに火がちゃんと通らないと、おいしいようかんに固まらないんだとか。といってグツグツ煮ちゃダメなんだそうですよ。「沸々」だそうです。
    で、沸々したら、塩を加えてよく混ぜて、火を止めて完了。
    ボウルに水をはったところへ鍋を入れて、水を鍋底にあてながら木ベラでゆっくりかきまぜて粗熱を取っていきます。液にとろみがついて木ベラが少し重くなったらOK。
    型に流して室温で1~2時間、固まったら冷蔵庫に2時間ほど入れて冷やせば出来上がり~。型から取り出して切り分けます。
    くずが入ってるので、長時間冷やしてると白く濁って固くなるそうなので食べる直前に冷やすのがコツだそうです♪
    >こんな漆黒のようかんは見たことありません。
    ほんとに黒いですよね~(汗)安かったので袋に入った中国産のこしあんを使ったんですけど… これって、中国色?←なんだよそれ

  7. まれた より:

    あたし、水っぽいのが大好きです。
    この季節、スイカの角切りなんか混ぜたらいいだろうな~。
    誰か、つくってくれないかな~。
    あんまり甘くしないでねっ。

  8. sumi より:

    ようかんにスイカを入れちゃうんですか??? え~~~(汗)
    …と、思っていたら、検索したらなんとありましたよ、「すいかようかん」! byスポニチOSAKAグルメ http://www.sponichi.co.jp/osaka/ser1/gourmet/gourmet040728.html
    茨城県つくば市の「御菓子司 梅月」で、2日間煮詰めてジャムにしたスイカをようかんに練りこんであるんだとか。えええ~~~~っっ(驚)
    まれたさん、こんなのどうですか?(笑)

  9. まれた より:

    調べていただいてありがとうございます。
    スイカの強い存在感が欲しいので、いまひとつかな~。
    ていうか、あたしは奇食家なんですか。
    (お仕事中にこんなことしてていいんだろうか?)
    (疑問に思うだけ、ましですよね。)

  10. sumi より:

    いえいえ、私も検索してみてびっくりしました。「スイカの強い存在感」ですか… すいかようかんは存在感が薄いそうですね。う~ん、新たな新製品を待ちましょう(笑)
    でも、え? お仕事中なんですか??? ちょっと休憩ってことで、いい… のか… なぁ…。ともあれ、お疲れさまです(汗)お仕事頑張ってください~。