土用の丑の日は夏ですが、鰻がおいしいのはなんと冬

ウナギのかば焼き

うなぎのかば焼き、いつ食べる?

土用は季節の変わり目で、春、夏、秋、冬に4回やってきます。2017年の土用と丑の日を調べてみるとこんな感じになります。

・冬土用 1月17日~2月3日 (丑の日 1月26日)

・春土用 4月17日~5月4日 (丑の日 4月20日、5月2日)

・夏土用 7月19日~8月6日 (丑の日 7月25日、8月6日)

・秋土用 10月20日~11月6日 (丑の日 10月29日)

もちろん、期間中に丑の日があれば土用の丑の日と言えるのですが、「土用の丑の日」と表現するのは夏土用の丑の日です

夏土用はもっとも暑さが厳しい日、江戸時代から「土用の丑の日にウナギを食べると夏バテをしない」と言われていて、ウナギのかば焼きが人気です。

でも、最近は残暑が厳しく長く続くせいか、「秋土用にもウナギを食べませんか?」なんて話を見かけますよね(笑)

「暑くもないのにウナギってどうよ?」なんて思ってしまいますが、でも実はウナギの生態からすると、秋~冬は越冬のために脂肪を蓄える時期なので、10月~12月はウナギの旬だったりするのです。

おいしくいただくなら、秋のシーズンがおすすめなんですね。。

ちなみに、ウナギのまち長野県岡谷市の「うなぎのまち岡谷の会」は、1998年に「寒の土用の丑の日」を記念日として登録しているんですよ。

また、暦のタイミングによっては、土用の期間中に丑の日が2回めぐってくることもあって、二番目の丑の日を「二の丑」と呼びます。

2017年の夏土用は調度二の丑のある年で、8月6日が二の丑です。

「土用の丑の日にウナギを食べるとよい」という話は、平賀源内がつくったウナギ屋さんのためのキャッチコピーなんて説もありますが、もともとは「丑の日に『う』のつくものを食べると病気にならない」という話もあったようです。

この日はウナギの他に、「瓜」、「梅干し」、「うどん」といった「う」のつくものを食べるという地域もあるみたいですよ。

ともあれ、うなぎのおいしさを重視する人は、冬のうなぎを探してみるのもいいかもしれません。

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