家族が入浴する時間帯と黒カビの発生には関連がある──
ライオン株式会社が30~60代の主婦616名を対象に実施した意識・実態調査(2014年3月)で、入浴時間帯と黒カビの関連が浮き彫りになったようです。
「家族一緒」、「家族が続けて入浴する」という昔ながらの入浴習慣がある家庭は40%強とその数を減らしているのに対し、家族の入浴時間帯が夕食後から翌朝までの「バラバラ入浴家庭」が急増しているのだとか。
この調査で出てくる深夜帯の時間は「23時~翌朝5時」となっています。うちなんかも、sumi父は20時ごろに入ってるのに、管理人はついつい0時前後で入っていたりするので、バラバラ入浴家庭になるようです(汗)
調査でも、入浴時間が遅くなる理由として挙げられているのが…。
妻 – 家事に忙しく入浴が後回しになる
夫 – 残業などで帰宅が遅い
子 – 塾、習い事で帰宅が遅い、寝る直前に入りたい
夫 – 残業などで帰宅が遅い
子 – 塾、習い事で帰宅が遅い、寝る直前に入りたい
となっていて、家族全体で遅くなる要素が増えているようですね。
蒸気が溜まる時間が長ければ長いほど浴室が乾いている時間が少なくなるので、カビの繁殖にとっては好環境になってしまうわけです。しかも、沸かし直しなどで光熱費がかかってしまうという悪循環。
今回の意識・実態調査に伴って、ライオン株式会社のリビングケア研究所からは、「浴室の天井からは、黒カビの原因となるカビ胞子が一晩で1万個以上床に落下する」ということが確認されたことも発表されていました。
あまり知りたくなかった数字ですが(汗)
湿気た環境が長ければ、落下してくる1万個中の胞子がカビになる割合も増えていくわけで、バラバラ入浴家庭では「1カ月以内で黒カビが発生する」と答える人が4割近くいるというのも納得です。
梅雨の時期に入ればこうした湿気た環境はますます増えるので、注意したいポイントです。