あんまりおなかが痛いので「今日もさっさと寝てしまおう」なんて思ってたんですけど、ちょっとしたハプニングがあったので書くことにします(笑)
クモです。
晩ごはんがすんで、「ぼちぼち後片づけをしましょうか」と思っていると、視界の端をス~ッと黒いものが動いていくんです。蚊が入ってきたのかと思ってよく見たら、それはクモでした。2~3センチありそうなやつが、ぷら~んと宙ぶらりんで止まっています。
うおおおお、クモだクモだ! ティッシュ、ティッシュ!←ティッシュがあれば無敵
潰さないようにハシッとつかんで、そのままクモは外へポイッ。昨日、今日と近所で草刈りがあったので、こんなとこまで逃げてきたんでしょうか。
でも、夜のクモって、なんか言いませんでしたっけ? 気になったので、早速 google で検索してみました。そしたら、これがえらいことなんです。夜のクモは「夜蜘蛛来た(よくもきた)」といって、殺す説と殺さない説と二通りあるんだそうです。…私はいったいどうすれば(汗)
そんな事情を反映するように、言い伝えにも「いいほう」「悪いほう」両方がありました。
「夜のクモは凶」
「夜のクモは縁起が悪い」
「夜のクモは親でも殺せ」
「夜のクモは盗人がくる」「夜のクモは逃がせ」
「夜のクモは親の死に目にあっても殺すな」
並べてみると、悪い意味のほうがやや優勢。
悪い意味の代表としては、「食わず女房」という昔話があるようです。
「ごはんを食べるから嫁はいらない」と、なかなか結婚しようとしないケチンボな男の所へクモの化身の女房がやってくるというお話です。「食べない」と言っていたのに、ご飯が減るのを不審に思った男が隠れて様子を見ていると、女房の頭の後ろに大きな口が現れて握り飯をパクパク食べだすという、あれです。
正体を知ったことに気づかれて、男はクモ女房に山へ連れ去られそうになりますが、なんとか家まで逃げ帰ってきます。夜になってから女房が自在かぎを伝って男を食べにやってくるのですが、近所の若い衆の協力でなんとか退治してめでたし、めでたし。このとき、女房はクモの姿を現して自在かぎを伝ってくるんですね。
そういえばクモが下りてきた所って、私が寝てる、ちょうど顔のあたりでしたよ…。
いや~ん(涙)よかった。見つけたのが、ごはんのすぐあとで(汗)
ちなみに、外国にもクモにまつわる言い伝えがあるようで、フランスのことわざに「朝のクモは悲哀、夜のクモは希望」なんてのがあるんだそうです。こちらはべつに殺したりはしないみたいなんですけどね。
…って、ちょっと待て。私は希望を外へ捨てちゃったのか!? (^^;
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コメント
ありがとうございます。
とてもためになりました!☆
夜蜘蛛はよくもで(よくも殺したな)で縁起悪いらしいです。
蜘蛛って不思議ですね。
>光有さん
コメントありがとうございます! すっかりレスが遅くなってすいません(汗)
ほんと蜘蛛って身近な分、いろんな解釈があっておもしろいですよね。
国や地域によって本当に180度変わるので、この次に外へ捨てるときは、よっぽど気をつけようと思います (^^;
クモはいい年こいて見たらギャ~って言います。
朝も晩も、言い伝えは無視して、箒と殺虫剤と持って追っかけまわします。嫌いなので、空振りが多い・・・泣